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(左から)森山未來、武田鉄矢 |
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森山未來「最初から最後まで張り詰めた、ほかではあまりないドラマ」
2009年2月13日(金) 18時35分

2月12日(木)NHK名古屋放送局にて、7月から放送される土曜ドラマ『リミット ―刑事の現場2―』のスタジオ収録&会見が行われ、森山未來、武田鉄矢、杉本哲太、若村麻由美、細田よしひこら出演者と磯智明チーフ・プロデューサーが出席した。
 ドラマの内容は、刑事にできることは、優しさによる救済なのか? 憎しみによる厳罰なのか? ベテランと若手の対立、“ショカツ”の実情をリアルに描き、好評を得た『刑事の現場』の第2弾となるもの。世代も価値観も全く異なる二人の刑事が激突し、捜査の限界、警察の限界、優しさの限界、さまざまな“リミット”に直面し、乗り越えようとする姿を描く骨太のヒューマンドラマである。
 会見で森山のことを聞かれた武田は「若いのに大したもんです。このドラマの“ストライカー”は森山くん。だから、私はサイドから森山くんがいいシュートが打てるようにしてあげたい」と絶賛すると、自身の出演についてもふれ「脚本家の遊川さんから連絡があって、“出てくれてもいいじゃないか”と言われた(笑)。台本を読んで見ると、熱意があり、引き受けた」とその経緯を熱く語った。
 今回のドラマに対して各出演者も「でこぼこしたメンツでやっている。最初から最後までシーンが張り詰めていて、緩めるところがない。ほかではあまりないドラマ」(森山)、「台本も刺激的だが、現場に来るとまた刺激的。名古屋制作のドラマ出演は10年ぶりだが、スタッフがスキルアップした感じ。ノリもよく部活動的というかサークル的で熱意がある」(若村)と、ドラマへの“熱”を感じさせるコメントを次々と語った。その一方で、細田が「刑事ドラマの経験は少ないが、名古屋の街はとてもいい」と笑いを誘った。
 磯チーフプロデューサーは「名古屋中央署・刑事課のセットは、実際に警察署を取材して作ってある。通常、セットは天井をつけないが、リアルさを求めて今回はつけてある」と、セット一つまでこだわりをもって作成したことを強調。映像の完成度をうかがわせた。

『リミット ―刑事の現場2―』は、7月11日(土)より、NHK総合で後9・00〜9・53、BShiで後6・00〜6・53に放送(毎週土曜・全5回)。
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