妊婦には冬の時代だが、病院の規模に応じた特徴と自分のリスクを把握したい。厚労省研究班(班長・中林正雄愛育病院院長)は05年、リスクに応じた産院選びをすることで、安全な妊娠・出産に結びつけようと自己評価表を作成、病院ホームページ(http://www.aiiku.net/riskcheck.htm)で公開した。
3人の子どもを持つ出産ジャーナリストの河合蘭さん(49)は長男(20)の出産場所として助産院か総合病院を考えた。当時の総合病院では、出産直後は母子別室が通常だったが、相談すると同室を了解してくれたという。「納得できるお産に近づけるため、医療機関と相談しながら一緒にやっていこうという姿勢が大切」と話す。=つづく
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この企画は斎藤広子、須田桃子、河内敏康が担当します。
毎日新聞 2009年2月13日 東京朝刊