南相馬市内とJR東京駅を結ぶ高速バスの運行が21日始まり、発着所の「道の駅南相馬」で出発式が開かれた。関係者約30人が出席し、テープカットした渡辺一成市長は「首都圏との交流促進が図られ、市のにぎわいにもつながる。長く愛される交通機関になってほしい」と祝辞を述べた。
バスは新常磐交通とJRバス関東、東武バスセントラルの3社が共同運行する。「道の駅南相馬」からJR浪江駅、双葉町役場などを経由し、東京駅まで1日2往復する。
所要時間は5時間余りで、片道4150円(2枚つづりの回数券は6400円)。JR常磐線の特急「スーパーひたち」では、原ノ町-上野駅間で所要約3時間半、料金7250円。高速バスは時間が約1・5倍かかるが、料金は半額近い。問い合わせは、新常磐交通の高速バス予約センター(電話0246・46・0222)。【関雄輔】
毎日新聞 2009年1月22日 地方版