首都圏放送センター

2009年2月13日 12時54分更新

振り込め詐欺ATM集中警戒


振り込め詐欺の被害を食い止めようと、神奈川県警察本部は、年金支給日の13日、およそ3000か所のATMコーナーに警察官を配置し、お年寄りに注意を呼びかけるなど警戒を強めています。

このうち、横浜市中区の加賀町警察署では、警察官およそ80人が横浜中華街などにあるATMコーナーに向かいました。
警察官たちは、ATMのすぐ近くの路上から、だまし取った金を引き出そうとする不審な人物がいないか警戒したり、利用者に振り込みだけでなく、直接、現金をだまし取るなど、最近の手口を紹介するチラシを配って注意を呼びかけていました。
77歳の女性は、「自分だけで判断せずにまわりの人に相談して、振り込め詐欺の被害から自分の身を守りたい」と話していました。神奈川県警察本部は、県内のおよそ3000か所のATMコーナーに警察官4200人を配置して、警戒にあたっています。
視察した田端智明本部長は、「振り込め詐欺は、いったん抑え込んでも新たな手口で増えてくるので、この機会に一気に撲滅に追い込みたい」と話していました。