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2009-02-13

マスコミ人の適性 「他人の不幸は飯の種」は「ねたみ」が原動力@放射線医研の研究

マスコミ人、特に報道関係者は
 他人の不幸が飯の種
である。何より他人の不幸が好きじゃないと続かない。毎日、
 人が死んだら、より悲劇的に取り上げる
のが仕事だ。ともかく
 その死がよりクローズアップできるような「ネタ」を、悲しんでいる遺族や知人の心情を踏みにじってでも拾ってくる
のが商売である。もし、うまいこと
 遺族や知人の泣きの絵
が撮れたら、万々歳だ。
当然
 新聞やニュースを飾る死者や負傷者の「雁首」(=顔写真)
を取ってこなくてはいけないから、平気で、人家に上がり込み、呆然としている遺族に
 写真はありませんか
などと要求する。遺族が拒めば、親戚・知人、昔の同級生、どんなツテでも使って
 30過ぎの死者の顔写真が「高校の卒業アルバムの写真」
になったりするわけだ。

マスコミ人は
 他人の不幸を喜ぶ性質
がないとやっていけない。で、この
 他人の不幸を喜ぶ気持

 ねたみ
と密接に関わっていることが、放射線医学総合研究所などの研究で明らかになった。
朝日より。


「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」脳の場所特定 放射線医研

2009年2月13日8時1分

 人をねたむ感情と人の不幸を喜ぶ感情をつかさどる脳の場所がそれぞれ特定され、二つの感情は密接に関係していた——。物語を読ませて被験者の感情を引き起こし、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。放射線医学総合研究所などのグループが、13日付の米科学誌サイエンスに発表する。

 高橋英彦主任研究員らは、大学4年の男女19人に感情を引き起こす物語を読んでもらった。物語には、被験者に加え、ABCという3人の学生が登場する。被験者と同性のAは、進路や人生の目標がほぼ一緒のライバルだが、成績優秀で裕福、異性にもてる。Bは異性で優秀だが、進路や目標は重なっていない。Cは異性で普通の成績で進路は関係ないという設定だ。

 物語を読んだ後に、学生ABCに対するねたみの感情を6段階で答えてもらい、脳の血流の変化をみた。ねたみの感情はA、B、Cの順に高く、身体的な痛みや葛藤(かっとう)などを処理する脳の前部帯状回が働いていることがわかった。

 次に、最もねたましいAとねたましくないCに、不幸が起こる続編を提示。Cには起きなかったうれしい気持ちがAには中程度示された。このとき、脳の線条体が活発に動いた。この領域は、社会的、金銭的な報酬を得たときに活動することがわかっている。

 また、ねたみにかかわる脳の領域の活動が高い人ほど、他人の不幸を喜ぶ領域で反応が強く出た

 柿木隆介・生理学研究所教授は「ねたみと他人の不幸に対する自己満足は、深い関係があることを示した興味深い結果だ」と話している。(佐藤久恵)

つまりは
 他人の不幸を喜ぶ人間はねたみが強い
ってことで、
 マスコミに適性があるのは「ねたみやすい人間」
ってことになる。で
 「他人の不幸を嗅ぎ回る」仕事の原動力は「ねたみ」
だってことが判明したってことですね。

というわけで、今後、報道関係者から何か接触があったときは
 この仕事を続けている以上、平均より「ねたみ」が強いから続いている
と心してから、対応しないとね。間違っても
 心の温かい、聖人君子
ではない。毎日が
 特ダネを抜いた、抜かれた
の競争というのは普通の生活をしていると実におかしな事だが
 「ねたみ」などというネガティブな心情が原動力
だってことが前提だとすると、なるほど、
 他人が自分に先んじるのがねたましいから、「トップ争い」をするのか
と納得できる。ごくたまに
 「心温まる記事」を書く
が、それは
 日々、取材対象者の心情を踏みにじっている贖罪代わり
なのであって、新人はともかく、マスコミ業界で長らく飯を食っているマスコミ人の本性ではない。もともと
 「ねたみ」の少ない、善良な市民
であれば、そもそも、マスコミ業界には向いてない。もし、間違って記者になったとしても、さっさと辞めてるだろう。辞めてないなら、今頃は鬱で傷病扱いではないかと思う。

しかし、朝日はなんでこんな
 自分たちの首を絞める記事
を載せるかね。
普通の生活をしている人たちは、世間話やblogなどで
 他人の不幸
を取り上げることもあるが、マスコミ人のように
 雁首を取ったり、「感動的な話柄」で記事を飾り立てるために、犯罪にならないことなら何でもやる
なんてことはしない。そんな残酷なことが、
 記者の手柄
として、称揚される職場なのだ。
いくら高給を約束されているとはいえ(最近はそれも怪しいが)、そんなことを毎日続けられるとしたら、普通の人間という観点からすると、どこかが壊れつつあるか壊れている。
上記研究ではいみじくも「他人の不幸を喜ぶ」時には
 脳の線条体が活発に動いた。この領域は、社会的、金銭的な報酬を得たときに活動
と解明しているが、マスコミ人はその職掌である「他人の不幸をマスメディアに流す行為」によって、
 脳内の「報酬」だけでなく、実際に「高給と社会的ステータス」という現実の報酬が得られる
わけで、
 二重に「報酬」を得ている
ことになる。だから
 社内的に優れたマスコミ人
が、対外的には、全く評価されなくても不思議はないし、そうした上司の下で働く部下達が大量に鬱になったり、自殺したり、退社したとしても、別段おかしなことではないのだ。

もし、朝日が
 他人の不幸を取り上げる「ネット社会」
とかいう論調を作る前振りに、この研究を使うつもりだったとしたら、それはお門違い。
この研究の示すところは
 マスコミの仕事が「どれだけ綺麗か」
ってことだ。

記者をやっている同級生を見掛けたことがあるが、長年の苛酷な勤務のせいなのか、すっかり面差しが変わっていて驚いた。学生の頃は、いわゆる「いい子」タイプだったが、その後の長い記者生活で、どう自分をアジャストしていったのだろう。何をすれば人相があれだけ変わるのかと思う。

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