群馬大医学部付属病院(石川治病院長)が館林厚生病院(宮城修病院長)への小児科常勤医3人の派遣を3月末で停止する問題で、同大小児科医会は12日までに、4月から非常勤医2人を派遣することを決めた。
厚生病院によると、小児科はこれまで常勤医3人、非常勤医1人、嘱託医1人の5人体制で診察。しかし、4月からは非常勤医2人と嘱託医1人の3人体制となる。午前は一般外来、午後は慢性疾患患者を予約制で診察する方針。引き続き、近隣の病院などに医師派遣の要請を続けるが、現状では夜間の緊急患者受け入れや入院は困難という。
宮城病院長は12日、「どこの病院も医師不足は深刻だが、平日の外来診療に支障がないよう努力する」と語った。【中野秀喜】
毎日新聞 2009年2月13日 地方版