公立刈田総合病院を運営・管理する白石市外二町組合議会の全員協議会が12日開かれた。管理者の風間康静市長ら執行部側は、今年度の実質赤字が約8億4000万円に達すると説明し、借入金返済のため白石市が5億1800万円、蔵王町が4780万円、七ケ宿町が3170万円負担するよう理解を求めた。医師不足問題に関しては高林俊文院長が「4月から常勤医は3人増の27人」「新年度内に29人態勢になる」との見通しを示した。
また、新年度から看護学生10人に対し1人当たり月5万円を1年間貸し出す制度を新設する方針が示され、経営効率化などの計画をまとめた「病院改革プラン」策定の説明も行われた。【豊田英夫】
毎日新聞 2009年2月13日 地方版