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モンテ名称変更など議論 検討チームが初会合

2009年02月06日 08:47
 サッカーJ1・モンテディオ山形の「フルモデルチェンジ構想」を検討するプロジェクトチームの初会合が5日夜、天童市の県総合運動公園内会議室で開かれた。会議は非公開で、公募したメンバーらが同構想について意見を交わした。

 山形市と川西町から選ばれた公募メンバー5人と、県スポーツ振興21世紀協会の海保宣生理事長、構想の提唱者である中山ダイスケ東北芸術工科大教授らが出席した。非公開としたのは「(公募メンバーが)意見を言いづらくなる」(海保理事長)との理由から。今後も非公開にするが、後日、議事録を公開するという。

 会議終了後、海保理事長は山形新聞の取材に応じ、会議の内容を明らかにした。初めに、中山教授が名称変更などを盛り込んだ構想について説明し、その後、公募メンバーが意見を述べた。構想に対して絶対反対という意見の一方で、一定の理解を示すメンバーもいたという。

 海保理事長は「コアなサポーターや選手の名前も知らない人など、幅広い人が集まった。次はもっと活発に意見が出ると思う」と一定の成果があった様子。公募メンバーの会社員男性(49)は「きょうで廃案にしてほしかった。チームカラーと名前は簡単に変えられるものではない」。一方、同じく公募メンバーの公務員男性(37)は「『山形』の名さえ残してくれれば、ある程度変わってもいいのでは」と話していた。

 構想は、より地域に根差したチームに生まれ変わるための道を探ろうと、中山教授が提唱。チーム名を漢字表記の名称に改めることや、チームカラーをJリーグではほかに使用されていない黒、白、銀に変更するといった具体的な提案が含まれている。

 趣旨に関しては、一定の賛同があるものの、核となる名称変更については異論が強く、公募メンバーを交えたプロジェクトチームで検討することになった。次回は今月下旬に開かれる。

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