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マリキ首相「米国のイラク支配は終わった」

2009年2月11日21時9分

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 【カイロ=田井中雅人】イラクのマリキ首相は10日、イラクを訪問したサルコジ仏大統領との共同会見で、「イラクにはかつて多くの敵がいたが、今では多くの友がいる。(米国が)イラクに圧力をかける時代は終わった」と述べ、「米国一辺倒」から「多角外交」にかじを切る姿勢を示した。AFP通信が報じた。

 バイデン米副大統領が先にイラクの政治改革促進に向けて米国がさらに圧力をかける必要性を説いたことへの見解を問われ、反論したものだ。オバマ米政権が駐留米軍の早期撤退を訴え「イラク離れ」を打ち出す中、地方選で自派が圧勝を収めて自信を深めたマリキ氏が、年末の総選挙に向けて「米国離れ」を鮮明にしたと受け止められている。

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