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最終更新:2009年2月12日(木) 22時5分

首相発言めぐり自民幹部ら発言相次ぐ

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 「郵政民営化には賛成ではなかった」など、麻生総理の一連の発言で混乱する自民党、きょうも様々な動きがありました。

 「民営化というのは本当にいいのか悪いのか、みんな胸をはって民営化したほうが正しいと思った議員は、私は小泉さんだけだったと思うんです」(森喜朗 元首相 徳島・11日)

 今や、自民党内で麻生総理の最大の理解者とも言える森元総理。郵政民営化について本当は賛成じゃなかったなどとした麻生総理の発言をめぐり、森氏は、小泉元総理以外、ほとんどの自民党議員は反対だったと訴えます。

 かつての盟友である小泉氏の名を挙げてまで、森氏は麻生総理を擁護する姿勢を見せたのです。

 党内最大派閥の実力者がここまで述べて騒動の収束を図っても、自民党内の反発は12日も収まる気配がありません。

 「雄弁は銀でございますが、銀に過ぎませんで、沈黙は金ということもありますから、余計なことはしゃべらないのがいいのでは」(自民党 山崎拓 前副総裁)

 「マスコミや野党につけいれられるような発言は十分これは注意すべきだと思う。困ることはそのことによって与党に不協和音が出ると」(自民党 古賀誠 選対委員長)

 「基本線が変わるかのような印象を与える発言は、避けなければならないと思う」(塩崎恭久 元官房長官)

 「改革後退の象徴みたいな発言をとらえられていることを非常に危機感をもって感じています」(伊藤達也 元金融相)

 「郵政民営化、国民の9割が賛成したわけですから、『国民がわかっていない』というのでは国民の方が逆に大きなクエスチョンを抱いてしまうと思う」(自民党 中山泰秀 衆院議員)

 伊吹元幹事長は郵政民営化には賛成だが、分社化を含めて見直すという発言は当時から全くブレていないと麻生総理に理解を示したものの、ただ、しかしと注文をつけます。

 「政策よりも政策実行のプロセスというか、マネジメントというのか、こういうところに、やや国民がどうかなという心配があると思う」(自民党 伊吹文明 元幹事長)

 こうした党内の声は麻生総理の耳に届いたのでしょうか。

 「私は常に一貫した主張してきておると存じておりますので、いろいろ誤解があるようでなければ(?)、今後、誤解がないように努めていきたいと思います」(麻生首相)

 また、2005年のいわゆる郵政選挙で4分社化を知っていた人はほとんどいないという発言をしたことをめぐっては・・・

 「総選挙の争点は、いくつに分社化するかということよりも、民営化するかどうかであったということを、私は発言したものだと理解をいたしております」(麻生首相)

 あるようでなければ、またも舌足らずの答弁を行った麻生総理。誤解のないように努めたいとしながらも、さらに詳しく説明して国民に理解を得ようという姿勢はうかがえません。(12日18:12)



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