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記者の仕事について先日書かせていただきましたが、あの仕事をやっていて1つ実感したことがあります。→ その「仕事」について、ラルフ氏はこのように説明する。
それは、よくTVや新聞で取材陣が取材対象に群がって、道を塞ぐとかおしくらまんじゅう的に詰め寄るみたいな「あんた絶対邪魔してますよねえ!?」という動きをとったり、まともな神経の持ち主なら絶対に失礼とわかる質問を投げかけたりとかすることについて、なんであんなことをするのかという理由です。先日も、光市母子殺人事件で被害者遺族への「この判決で死刑に対するハードルが下がったことに対してどう思いますか?」という発言がプチ祭りになりましたけど。
理由もなにも、そうするのが当たり前なんですよね。だってそれが仕事なんですから。
報道におけるマスコミの存在意義は、どれだけ多くの情報を、どれだけ早く伝えられるかというところにしかありません。→ 実は、マスコミの存在意義という部分はまさに「どれだけ多くの情報を、どれだけ早く伝えられるか」という仕事に尽きる。なぜなら、マスコミ自身が情報源を「掘り起こす」「引き出す」「手に入れる」能力は持ち合わせていても、情報源を「作り出す能力」というものは、「報道」に対しては基本的に備えてはいないからだ。情報源を「作り出す」場合、それはマスコミ企業としてのプレスリリース・広報以外に存在しない。それ以外の「作り出されたニュース」があるというならば、それは「捏造」である。
遠慮なんかしていたら、取れるはずだった情報をみすみす逃してしまうかもしれません。そしてそれは、他社に負けるということを意味します。
「負けらんねーよ、負けてらんねーよ」と、みんなそう思っているからこそ、体を張って取材対象の前に飛び出すし、エグい質問もばんばん投げるのです。
そしてマスコミは、取材する相手の気持ちなんかこれっぽっちも気にしません。相手が傷つこうが何だろうが、情報が引き出せれば正義です。→ あらゆる角度から情報を引き出すための戦略として、「どんなにエグかろうが、思いついた質問は全部投げる」というのは、非効率であり、時に相手の心象に対して悪い影響を与えようとも、ひとつの戦略だ。
紙面なりウェブサイトには、取材して得た情報だけしか載りません。いくら気を配ってエレガントに取材をしたところで、そんなことには意味がないのです。表に出ませんからね。
特に事件の被害者のような「いきずり」の相手ならなおさらでしょう。政治家とかスポーツ選手とか仲良くなればメリットがある(=新しい情報が手に入る)相手ならともかく、その場その場の関係でしかない相手になら、いくら失礼なことを言ってもマスコミ側にダメージはないからです。
もしかしたら視聴者の大半は、そこまで知りたがっていないかもしれない。なんであんなこと聞くんだろう、かわいそうじゃないか、と思うかもしれません。しかしマスコミは、それをいちいち判断していられません。だいたい失礼の基準って人によって違うじゃないですか。
であれば、マスコミがやることは1つしかありません。どんなにエグかろうが、思いついた質問は全部投げる、それだけです。
ただ、それでもTVは他のメディアとは違うな、と思います。TVなんてやったことありませんが、傍から見ていてもそう思う。→ ここについては違和感がある。
TVというのは、1つ1つのニュースは一瞬しか紹介されません。他のメディアに比べて、情報量自体は圧倒的に少ないんですね。
だから1つ1つのニュースを分かりやすくするために、極端に単純化します。そのために、最初からTV局側が結論を用意していることも少なくありません。取材相手にはそれを補強する発言だけしてくれればいいや、みたいな。求めている発言さえ取れれば、前後の文脈なんかおかまいなしです。だって放送されないし。
よくTVが自分の意見を押し付けてくるなんていいますが、あれは分かりやすさを求めた結果なんだろうなと、自分は見てて思います。マスコミっていうのは、視聴者の理解度をものすごく低く設定してるんで、そのくらい極端にしなきゃ分からないと、連中はそう考えてるんでしょう。
なるべくフォーマットの決まったものがよかろうということで、文字拡大前・3月28日と、拡大後の4月4日の第3社会面「もっと知りたい!」の右上から10cm四方を切り取って文字数を数えてみます。基準はうちのOCRソフトで読み込めるかどうか。→ 実質値上げということについてはとりあえず知らないとして、例えば文字数の22%減少を伴うということは、その減少した文字数を補うため、推敲し、分かりやすい表現にしなければならない。そうなると、結果として「分かりやすい記事」へ走らざるを得ない。
<中略:文字拡大前・3月28日の文字数は456文字、拡大後の4月4日は374文字>
456÷374=1.21925...
つまり文字数が22%減少し、そのぶん実質値上げということになります。
そんなわけで、マスコミ関係者というのは情報さえ取れれば何やってもいい、みたいなところがあるので、基本的に周りへの配慮がない=偉そうです。→ 「マスコミ関係者というのは情報さえ取れれば何やってもいい、みたいなところがあるので、基本的に周りへの配慮がない=偉そうです。」というのは当然なのだという結論。
特にTV・新聞はひどいですね。自分も取材でかち合って何度か不愉快な思いをさせられました。「そこに立ってると撮れないからどいて」とか当たり前のように言うのですが、こっちだって仕事で来てんだっつうの。当然ガン無視ですけどね。
ただ、そういう人たちも、別に人格に問題があってそういう態度を取っているのではありません。仕事だから“仕方なく”やっているんです。
でもまあ、あんな仕事何年もやってたら性格だって歪むとは思いますけどね(問題発言
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長いので抜粋ですが、全文を見てほしいです。 2008年6月8日千代田区外神田の中央通りで起きた事件について|桃井はるこオフィシャルブログ「モモブロ」Powered by アメブロ (略) わたしは献花台の近くまで行くと「すみません」と声をかけて道を開けてもらおうとしました。 ...
げろみ日記 : 2008-06-10 22:59
Comment
しかし、それはあくまで第三者的な観点での杞憂であって、
マスコミがそういった活動をしてこなかった現状を鑑みるにマスコミ自身は「説明は不要」という考えなのではないでしょうか。
プロとはエレガントに仕事をする者たちだと、信じたい。
と言う位なら、小泉純一郎の真実を暴いてみろよ。 それもできずにただ、弱いものイジメしかできないヤツがマスコミを語るな。情けないヤツだ。
強制排除あるのみです。
確実に信用は喪われると思いますが。
最も、視聴率やら売上やらに比べたら一つ一つは小さいですがね。
あと、マスゴミはやっぱり人間の屑ですね。結局、コネとカネしか頭にないわけだ。
絶対に関わりたくないですね。