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オバマ大統領「私も間違えます」 市民の追及にたじたじ

2009年2月10日12時47分

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写真タウンミーティングで聴衆と語り合うオバマ大統領=9日、米インディアナ州エルクハート、勝田写す

 【エルクハート(米インディアナ州)=勝田敏彦】オバマ大統領は9日昼、就任後初めてとなる市民との直接対話集会(タウンミーティング)に臨んだ。会場の中西部インディアナ州エルクハートは、失業率が15%を超える全米最悪の街。聴衆から厳しい追及が飛び出し、オバマ氏がたじろぐ場面もあった。

 ホワイトハウスは景気対策の緊急性を演出するため、集会で、最近レイオフされた7人の子持ちの男性(62)を登壇させた。だが質疑応答は筋書きなしで進められ、厳しい質問も出た。

 「あなたが閣僚に指名した人たちはお金や税金の管理もできない。信用できないじゃありませんか」

 納税漏れから厚生長官指名を辞退したダシュル元上院院内総務らを指したもの。約2500人の聴衆は「そんな質問までするの?」とブーイングしたが、オバマ氏はそれをさえぎり、「疑問はもっともで、批判も当たっています。私は間違いを犯しました」と堂々と謝った。

 その上で「私たちはホワイトハウスにかつてないほど厳しい倫理基準を作った。でも私たちも完璧(かんぺき)ではないんです」と話した。

 入場するために2時間半も並んだという小学校教師ケリー・ウェルディーさん(31)は、オバマ氏について「誰にも間違いはある。でも幸運なことに誰よりも間違った理由をよく吟味している」と好意的だった。

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