岡山放送局

2009年2月12日 12時23分更新

草木の釉薬で焼き上げた陶芸展


植物の灰をつかったうわ薬を使うことで、自然な風合いを醸し出した陶芸作品の展示即売会が11日から岡山市内のデパートで始まりました。
展示会には京都市在住の陶芸作家、竹村繁男さんの作品およそ80点が展示されています。

展示されている花びんや小鉢などの陶器はひまわりやぶどう、いちじくなど植物の灰を使って作られたうわ薬を使って焼くことで植物がもつ独特の色合いが醸し出されています。

このうちひまわりの灰を使った花びんは灰をふるいにかけて不純物を取り除いたり水につけてあくを取ったりと半年かけて作り上げたもので、自然な黄色が表現された作品に仕上がっています。

またぶどうの灰を使った花びんは灰と鉱物を混ぜあわせて作り上げたもので、淡い紫色の作品に仕上がっています。

会場にはこのほかいちじくや杉の枝の灰を使った作品もあり、訪れた人たちはじっくり眺めていました。

この展示即売会は岡山市の高島屋で2月17日まで開かれています。