岡山放送局

2009年2月12日 12時23分更新

企業倒産の負債総額が大幅増


県内の1月の企業倒産は16件で5か月連続で2けたとなり、負債総額は58億円余りと、前の年の同じ月より大幅に増えたことが民間の信用調査会社のまとめでわかりました。

民間の信用調査会社、「帝国データバンク」によりますと、1月、県内で1000万円以上の負債を抱えて法的整理に至った企業は16件で前の年の同じ月に比べて10件多くなり、5か月連続で2けたとなりました。

また、負債総額はおよそ58億2400万円で、前の年の同じ月より30億円近く多くなっています。業種別に見ますと件数は、建設業が8件と最も多く続いて製造業が3件、小売業やサービス業がそれぞれ1件となっています。

信用調査会社では「公共工事や住宅建設の冷え込みがいっそう強まり、建設業の企業の経営は厳しい状態が続いている。中小企業への国などの支援もすぐに効果が出るわけではなく企業の倒産は、当面、増加傾向が続くとみられる」と話しています。