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常勤医の引き揚げ13病院25人前後に

2009年02月11日

 群馬大医学部は10日までに、08年度(08年4月を除く)から09年度にかけての、各病院に派遣している常勤医の引き揚げ予定を18の医会に尋ねたところ、回答のあった15医会中9医会が、計13病院の25人前後を減らす予定であることがわかった。館林厚生病院で注目を集めている小児科以外でも、医師不足が幅広く影を落としていることが浮き彫りになった。

 利根中央病院(沼田市)では、現在5人いる消化器担当の内科医がすべて引き揚げる。非常勤医師の確保を目指しているが、入院は難しい状況だ。内科の救急も、毎日は受け付けられなくなる。

 公立碓氷病院(安中市)の眼科と整形外科は、引き揚げにより常勤医が0になる。外来治療は非常勤医師が対応するが、休診日を設け、入院を伴う手術もできなくなる。

 引き揚げの内訳は、次の通り。このほか、県立がんセンターに新たに常勤医を派遣する産科婦人科など6医会は引き揚げ予定がないと回答。3医会はまだ回答していない。

 【第一内科】3病院で計26→19【第二内科】1病院5→2〜3【第三内科】1病院4→3【精神科】1病院1→0【泌尿器科】1病院2→1【小児科】4病院計11→4【眼科】1病院1→0【整形外科】1病院2→0【脳神経外科】2病院5→3。脳神経外科の1人のみ昨年9月の引き揚げで、他は今年4月の予定。

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