2009年02月
2009年02月04日
袋叩きに遭った赤馬の虎の子
今回は先週土曜日(1月31日)に放送された特番『たけしのTVタックル 発見!!ニッポンの頭痛』で勝谷氏が共演者や司会者から袋叩きに遭った様子を取り上げようと思ったんですけどぉ・・・。
前回のコメント欄にこのときの勝谷氏を絶賛あるいは擁護するかたが現れたもんだから、そっちで先に議論が盛り上がっちゃって、「今さらなぁ・・・」という感じなんですよねぇ・・・。
でもまあこういう場面は、なぜ日中戦争が侵略戦争でなかったのか答えられずに勝谷氏が半ベソをかいた、あの『朝まで生テレビ』以来のすがすがしい光景でしたので、一応このブログにも記しておくことにしました。
同番組で取り上げたのは、何年か前に勝谷氏が『ムーブ!』でリポートしたのと同じです。
対馬に韓国人観光客が押し寄せていて、彼らがいろいろなマナー違反や違法行為をやらかすと。
例えば飲食店で韓国から持ち込んだ食べ物を食べたり、食べカスをテーブルの上に散らかしたり、床に捨てたり、挙げ句に料金を支払わなかったり。
あるいは韓国の漁師が釣り客を装って、禁止されている撒き餌を使い魚を釣り、それを韓国に持ち帰って売りさばく。
さらには韓国資本が対馬の不動産を買いあさり、海上自衛隊基地の敷地が丸見えになる真横の土地まで韓国人のものになった。
天皇が行幸した際の記念碑がある土地まで韓国人のホテルになってしまい、その記念碑のそばで客が飲み食いをしている。
海岸には韓国から流れ着いたゴミが溢れていて、神社にさえも「対馬は韓国のもの」とハングル文字で書かれた絵馬が溢れている。
韓国の国会を見れば50人の議員によって「対馬の大韓民国領土確認および返還要求決議案」なるものまで提出された。
このままでは対馬は本当に韓国の領土と化してしまうのではないか!? 韓国人卑劣! 危ない! 対馬が危ない!
というようなお話です(ただマヌケなのが、この世界的大不況でウォンが暴落して今は韓国人観光客が激減したってこと。なんでこの時期にやるかなぁ)。
この勝谷氏自慢の「対馬ネタ」。番組が作ったVTRでは結構危機感を煽っているんですが、スタジオで見ていた共演者にそれはまったく通じなかったようです。
韓国人で東海大准教授の金慶珠氏は当然として、タレントの大竹まこと氏までもがこのリポートに批判的。
宮崎哲弥氏、三宅久之氏、河野太郎自民党衆議院議員も完全に冷めてましたね。
中でも目を引いたのが司会の阿川佐和子氏。彼女は勝谷氏と一緒に対馬にロケに行って、彼の韓国人に対する憎悪に満ちた言動を目の当たりにしてうんざりしたんでしょうね、ひときわ勝谷氏に対し攻撃的でした。
(他に共産党参議院議員・小池晃氏、自民党衆議院議員・小野寺五典氏もいましたが、勝谷氏に同調的だったのは民主党衆議院議員の松原仁氏ぐらいでした。)
では勝谷氏がどんな具合に袋叩きに遭ったかちょこっと抜き出してみます(各氏の発言・やり取りは、わかりやすいように私が再構成しています。そのままのやり取りが知りたいかたは、下の動画を見てください)。
・マナー全般について
金:(韓国人観光客のマナー違反を同じ国民として謝罪した上で)
ただね、そういったマナーの悪い観光客っていうのはどの国にもある
んですよ。観光があるところに必ずある。
マナーの悪い観光客をどういうふうに取り締まっていくかというか、
注意していい方向に変えていくかっていうのは観光産業の現場で必ず
起きる問題です。で、それは解決すればいい話で、対馬っていうのは
昔から日韓交流の非常に大事な役割を果たしてきた土地なんですよ。
で、今も毎年非常に多くの文化交流っていうのをやってるし、そうい
った動き自体は私はむしろもっと助長してしかるべきであって、「だ
からオマエはダメだから帰れ」というような、今グローバル時代にお
いてそんな鎖国的な発想じゃダメ。
河野:外国の観光客を入れるために日本は観光庁という組織まで作ってるわ
けだから。その観光客が急に増えたことによっていろんな問題がそりゃ
当然起きるわけで。
宮崎:そういう摩擦がね、絶対に起きるわけだよ。で、それをどういうふう
に調整していくかっていうのが行政の役割。
・釣り客の問題について
宮崎:でもそれはね、VTRの中でちょっと言われてた、「外務省が」ってい
う話も言われてたけども、日本側の取り締まりの態勢に問題があるん
じゃないの?
勝谷:漁師さんたちの話をいろいろ総合すると、警察と海上保安庁、両方が
取り締まれるはずなんだけど、今までに捕まった人間が一人もいない。
宮崎:いやだから、なぜなのそれは?
勝谷:地元では、地元同士の人で話すと、やっぱり「外務省から『ことを荒
立てないようにしてほしい』って言われている」って言うんですよ。
一同:じゃ、外務省の問題じゃないか。
・漂着ゴミについて
阿川:ただね、金さんね、私はビックリしたのは、あそこの海岸に行ったと
きに、実は2か月に1度韓国の大学生がボランティアでそこ掃除に来
てるっていうの。こんなこと、他国のゴミをですよ、「自分たちのゴ
ミが流れてる。申し訳ない」って・・
金:勝谷さん、そういうの取材した?
勝谷:・・・
阿川:だって、そういうのがニュースになってないことのほうが変じゃない?
勝谷:・・・
宮崎:あの、環境問題、こういう投棄物とか黄砂の問題なんていうのは、国
境関係ない。
金:ホントそう。
阿川:勝谷さんみたいにね、なんかあるとすぐケンカ吹っかけるんですよ。
金:「テメェの国帰れ」とか、そういうこと言っちゃダメよ。
勝谷:・・・(ニヤニヤ)
・「対馬領有確認・返還決議案」について
三宅:私はね、韓国の国会議員50人が「対馬領有決議宣言」みたいなのを
したと。だけどまあ、とりあえず政府は冷静らしいんだけどもね。
でねぇ、世論調査見るとね、それを支持するのが50.6%だそうだけ
どもね、それに反対だっていう人が33.5%いるんですよ。私はね、
韓国社会もね、割合成熟してきてんだと思うよ。
金:基本的に政府の立場っていうものと、今竹島なんかをめぐって両国の
間で感情的なぶつかり合い?っていうのが起きてるっていう、この2
つを分けて考えないと・・・
勝谷:いや、全然感情的になってないよ、日本人は。
阿川:なってんじゃん(アンタは)!
金:国会議員って、どの国もそこはちょっといい加減なもんですよ。国会
議員だから50人も集まるのよ、こんなバカげた決議に。
・自衛隊基地近辺の土地買収について
河野:(沖縄の基地の横にも)フェンスがあって、すぐ(横の)土地はいろ
んなものがあるわけですよ。それはそんなに問題ではない。
大竹:最初にね、(基地の横にあった)真珠工場ね、日本に売るって言った
「買ってくれませんか?」って言ったときにさぁ、なんで買わないの
よ。だってこれ韓国の人買ったんでしょ。ね、買ったんでしょ。買っ
たときにさ、そりゃいくら不愉快だって文句言えないでしょ。
阿川:そうでしょ。
・行幸記念碑付近での飲食について
阿川:「行幸記念碑の前でご飯食べたりお茶飲んだりすることはけしからん」
っておっしゃるけれども、それ(行幸記念碑)を込みで(土地を)
売った側がいけないんじゃないですか。
勝谷:(弱々しく)もちろんそうよ。
阿川:そうでしょ。それを移跡するとか、なんかそういうことの責任を(ア
ナタは)何も追及しないで、あそこの支配人を「こんなとこでドンチ
ャン騒ぎするなんておかしいじゃないか!」なんて(責めても)・・・
勝谷:・・・
・このリポート(勝谷ネタ)について
金:私、勝谷さんのビデオでおっしゃりたいことが何なのかが今イチちょ
っとわからなかった。だからなんなのか? 日本は基地の周辺の土地、
外国人購入っていうのをある程度規制するべきだっていうことをおっ
しゃりたいのか、なんなのか。
勝谷:あのね、自民党にも民主党にもお願いしたいのは、対馬はすごくアワ
ビもおいしいし、すごくいいところなんですよ。だから例えばあそこ
に行く旅費をすこし持ってあげるとか。そういう意味では沖縄のほう
が恵まれていてね、もうちょっとそれで国防の問題もあり、ね、それ
から地域振興の問題もあり、やっぱりほんとに貧すればですね、やっ
ぱり人はね、いろんなものを、気が緩んできちゃうんですよ。
阿川:対馬が大事ならば、そこの経済をなんとかしなければいけないのに、
日本人観光客も誰も訪れないで、韓国から観光客が来るから、そこで
経済が潤うからそういうハングルがいっぱいになるんであって、それ
を文句言ってどうすんですか!
金:改めて申すまでもなく、(対馬は)日本が支配してるし、国際法上も
日本のものに今なってるんですよ。韓国政府もそれに対してあれこれ
言うつもりまったくないっていうことを何度か言ってるわけ。だから
それで終わる話をわざわざこういう番組でね、こういうふうに取り上
げるから、そういうナショナリズムが盛り上がるのよ。
政治家のみなさんにお願いしたいのは、やっぱりそういった何らかの
摩擦があるときに、政治家っていうのは、どうであれお互いの交流を
促す方向に努力をすべきなんだと思うんですよね。なんかこう、ちっ
ちゃいものを、葛藤を煽っていくっていうのは何の役にも立たない。
まあ、司会者・共演者のみなさんは大人ですよ。それに比べて勝谷氏はまるでガキ。知力も精神年齢も格段に低いことがハッキリしましたよね。
そのガキの勝谷氏、この議論の最初のほうで金氏に向かってこういう言葉を吐いてました。
ボクはね、何年も前からずっと行って直接見てきてるんだよ。この問題に
火をつけたのはオレなんだから。
行ったのか、アンタ! 行かないでものを言うな! だから学者はダメな
んだよ!
この対馬ネタは、勝谷氏にとって実際に現場で取材した数少ない貴重なネタだったのに、こうも袋叩きにされては2度と使えなくなりましたね。お気の毒。
まあ、俗情に火をつけて自分の懐を暖めようという放火魔のネタなんて、所詮こんなもんですわな。
それにしても「行かないでものを言うな!」とは恐れ入る。どの口が言ってるんでしょうね。

前回のコメント欄にこのときの勝谷氏を絶賛あるいは擁護するかたが現れたもんだから、そっちで先に議論が盛り上がっちゃって、「今さらなぁ・・・」という感じなんですよねぇ・・・。
でもまあこういう場面は、なぜ日中戦争が侵略戦争でなかったのか答えられずに勝谷氏が半ベソをかいた、あの『朝まで生テレビ』以来のすがすがしい光景でしたので、一応このブログにも記しておくことにしました。
同番組で取り上げたのは、何年か前に勝谷氏が『ムーブ!』でリポートしたのと同じです。
対馬に韓国人観光客が押し寄せていて、彼らがいろいろなマナー違反や違法行為をやらかすと。
例えば飲食店で韓国から持ち込んだ食べ物を食べたり、食べカスをテーブルの上に散らかしたり、床に捨てたり、挙げ句に料金を支払わなかったり。
あるいは韓国の漁師が釣り客を装って、禁止されている撒き餌を使い魚を釣り、それを韓国に持ち帰って売りさばく。
さらには韓国資本が対馬の不動産を買いあさり、海上自衛隊基地の敷地が丸見えになる真横の土地まで韓国人のものになった。
天皇が行幸した際の記念碑がある土地まで韓国人のホテルになってしまい、その記念碑のそばで客が飲み食いをしている。
海岸には韓国から流れ着いたゴミが溢れていて、神社にさえも「対馬は韓国のもの」とハングル文字で書かれた絵馬が溢れている。
韓国の国会を見れば50人の議員によって「対馬の大韓民国領土確認および返還要求決議案」なるものまで提出された。
このままでは対馬は本当に韓国の領土と化してしまうのではないか!? 韓国人卑劣! 危ない! 対馬が危ない!
というようなお話です(ただマヌケなのが、この世界的大不況でウォンが暴落して今は韓国人観光客が激減したってこと。なんでこの時期にやるかなぁ)。
この勝谷氏自慢の「対馬ネタ」。番組が作ったVTRでは結構危機感を煽っているんですが、スタジオで見ていた共演者にそれはまったく通じなかったようです。
韓国人で東海大准教授の金慶珠氏は当然として、タレントの大竹まこと氏までもがこのリポートに批判的。
宮崎哲弥氏、三宅久之氏、河野太郎自民党衆議院議員も完全に冷めてましたね。
中でも目を引いたのが司会の阿川佐和子氏。彼女は勝谷氏と一緒に対馬にロケに行って、彼の韓国人に対する憎悪に満ちた言動を目の当たりにしてうんざりしたんでしょうね、ひときわ勝谷氏に対し攻撃的でした。
(他に共産党参議院議員・小池晃氏、自民党衆議院議員・小野寺五典氏もいましたが、勝谷氏に同調的だったのは民主党衆議院議員の松原仁氏ぐらいでした。)
では勝谷氏がどんな具合に袋叩きに遭ったかちょこっと抜き出してみます(各氏の発言・やり取りは、わかりやすいように私が再構成しています。そのままのやり取りが知りたいかたは、下の動画を見てください)。
・マナー全般について
金:(韓国人観光客のマナー違反を同じ国民として謝罪した上で)
ただね、そういったマナーの悪い観光客っていうのはどの国にもある
んですよ。観光があるところに必ずある。
マナーの悪い観光客をどういうふうに取り締まっていくかというか、
注意していい方向に変えていくかっていうのは観光産業の現場で必ず
起きる問題です。で、それは解決すればいい話で、対馬っていうのは
昔から日韓交流の非常に大事な役割を果たしてきた土地なんですよ。
で、今も毎年非常に多くの文化交流っていうのをやってるし、そうい
った動き自体は私はむしろもっと助長してしかるべきであって、「だ
からオマエはダメだから帰れ」というような、今グローバル時代にお
いてそんな鎖国的な発想じゃダメ。
河野:外国の観光客を入れるために日本は観光庁という組織まで作ってるわ
けだから。その観光客が急に増えたことによっていろんな問題がそりゃ
当然起きるわけで。
宮崎:そういう摩擦がね、絶対に起きるわけだよ。で、それをどういうふう
に調整していくかっていうのが行政の役割。
・釣り客の問題について
宮崎:でもそれはね、VTRの中でちょっと言われてた、「外務省が」ってい
う話も言われてたけども、日本側の取り締まりの態勢に問題があるん
じゃないの?
勝谷:漁師さんたちの話をいろいろ総合すると、警察と海上保安庁、両方が
取り締まれるはずなんだけど、今までに捕まった人間が一人もいない。
宮崎:いやだから、なぜなのそれは?
勝谷:地元では、地元同士の人で話すと、やっぱり「外務省から『ことを荒
立てないようにしてほしい』って言われている」って言うんですよ。
一同:じゃ、外務省の問題じゃないか。
・漂着ゴミについて
阿川:ただね、金さんね、私はビックリしたのは、あそこの海岸に行ったと
きに、実は2か月に1度韓国の大学生がボランティアでそこ掃除に来
てるっていうの。こんなこと、他国のゴミをですよ、「自分たちのゴ
ミが流れてる。申し訳ない」って・・
金:勝谷さん、そういうの取材した?
勝谷:・・・
阿川:だって、そういうのがニュースになってないことのほうが変じゃない?
勝谷:・・・
宮崎:あの、環境問題、こういう投棄物とか黄砂の問題なんていうのは、国
境関係ない。
金:ホントそう。
阿川:勝谷さんみたいにね、なんかあるとすぐケンカ吹っかけるんですよ。
金:「テメェの国帰れ」とか、そういうこと言っちゃダメよ。
勝谷:・・・(ニヤニヤ)
・「対馬領有確認・返還決議案」について
三宅:私はね、韓国の国会議員50人が「対馬領有決議宣言」みたいなのを
したと。だけどまあ、とりあえず政府は冷静らしいんだけどもね。
でねぇ、世論調査見るとね、それを支持するのが50.6%だそうだけ
どもね、それに反対だっていう人が33.5%いるんですよ。私はね、
韓国社会もね、割合成熟してきてんだと思うよ。
金:基本的に政府の立場っていうものと、今竹島なんかをめぐって両国の
間で感情的なぶつかり合い?っていうのが起きてるっていう、この2
つを分けて考えないと・・・
勝谷:いや、全然感情的になってないよ、日本人は。
阿川:なってんじゃん(アンタは)!
金:国会議員って、どの国もそこはちょっといい加減なもんですよ。国会
議員だから50人も集まるのよ、こんなバカげた決議に。
・自衛隊基地近辺の土地買収について
河野:(沖縄の基地の横にも)フェンスがあって、すぐ(横の)土地はいろ
んなものがあるわけですよ。それはそんなに問題ではない。
大竹:最初にね、(基地の横にあった)真珠工場ね、日本に売るって言った
「買ってくれませんか?」って言ったときにさぁ、なんで買わないの
よ。だってこれ韓国の人買ったんでしょ。ね、買ったんでしょ。買っ
たときにさ、そりゃいくら不愉快だって文句言えないでしょ。
阿川:そうでしょ。
・行幸記念碑付近での飲食について
阿川:「行幸記念碑の前でご飯食べたりお茶飲んだりすることはけしからん」
っておっしゃるけれども、それ(行幸記念碑)を込みで(土地を)
売った側がいけないんじゃないですか。
勝谷:(弱々しく)もちろんそうよ。
阿川:そうでしょ。それを移跡するとか、なんかそういうことの責任を(ア
ナタは)何も追及しないで、あそこの支配人を「こんなとこでドンチ
ャン騒ぎするなんておかしいじゃないか!」なんて(責めても)・・・
勝谷:・・・
・このリポート(勝谷ネタ)について
金:私、勝谷さんのビデオでおっしゃりたいことが何なのかが今イチちょ
っとわからなかった。だからなんなのか? 日本は基地の周辺の土地、
外国人購入っていうのをある程度規制するべきだっていうことをおっ
しゃりたいのか、なんなのか。
勝谷:あのね、自民党にも民主党にもお願いしたいのは、対馬はすごくアワ
ビもおいしいし、すごくいいところなんですよ。だから例えばあそこ
に行く旅費をすこし持ってあげるとか。そういう意味では沖縄のほう
が恵まれていてね、もうちょっとそれで国防の問題もあり、ね、それ
から地域振興の問題もあり、やっぱりほんとに貧すればですね、やっ
ぱり人はね、いろんなものを、気が緩んできちゃうんですよ。
阿川:対馬が大事ならば、そこの経済をなんとかしなければいけないのに、
日本人観光客も誰も訪れないで、韓国から観光客が来るから、そこで
経済が潤うからそういうハングルがいっぱいになるんであって、それ
を文句言ってどうすんですか!
金:改めて申すまでもなく、(対馬は)日本が支配してるし、国際法上も
日本のものに今なってるんですよ。韓国政府もそれに対してあれこれ
言うつもりまったくないっていうことを何度か言ってるわけ。だから
それで終わる話をわざわざこういう番組でね、こういうふうに取り上
げるから、そういうナショナリズムが盛り上がるのよ。
政治家のみなさんにお願いしたいのは、やっぱりそういった何らかの
摩擦があるときに、政治家っていうのは、どうであれお互いの交流を
促す方向に努力をすべきなんだと思うんですよね。なんかこう、ちっ
ちゃいものを、葛藤を煽っていくっていうのは何の役にも立たない。
まあ、司会者・共演者のみなさんは大人ですよ。それに比べて勝谷氏はまるでガキ。知力も精神年齢も格段に低いことがハッキリしましたよね。
そのガキの勝谷氏、この議論の最初のほうで金氏に向かってこういう言葉を吐いてました。
ボクはね、何年も前からずっと行って直接見てきてるんだよ。この問題に
火をつけたのはオレなんだから。
行ったのか、アンタ! 行かないでものを言うな! だから学者はダメな
んだよ!
この対馬ネタは、勝谷氏にとって実際に現場で取材した数少ない貴重なネタだったのに、こうも袋叩きにされては2度と使えなくなりましたね。お気の毒。
まあ、俗情に火をつけて自分の懐を暖めようという放火魔のネタなんて、所詮こんなもんですわな。
それにしても「行かないでものを言うな!」とは恐れ入る。どの口が言ってるんでしょうね。