2007-11-01
Don't Tase Me, Bro! の人が謝罪
|少し前にYouTubeで人気動画になっていたDon't Tase Me, Bro! の人が謝罪したそうです。フロリダ大学でのジョン・ケリーの講演会での事件です。
この学生は、2004年の大統領選挙で不正があったのではないかということについて候補者だったケリーに質問しました。さらに、そのような疑惑があるにも関わらず選挙当日に敗北を認めた理由を尋ねました。そして、ブッシュがメンバーだったエール大学の「スカル・アンド・ボーンズ」という秘密結社にケリーも所属していたことを指摘しました。
で、大学警察*1によって排除され、tase(電気ショック)され、逮捕されたわけです。
その彼が、自分の行動について謝罪すること、チャリティに寄付するかボランティア活動を行うことを条件に起訴猶予処分になったそうです。*2大学もしばらく自主的に休学して、一月に復帰するとのことです。
彼は、大学全体、学長個人、大学警察の三者に対して、それぞれ個別の謝罪文を発表しています。*3この謝罪文がスゴイ。たとえば、大学全体への手紙では、彼は「心から謝罪したい」と書いています。
ジョン・ケリーの講演会では、私は一線を越えてしまいました。講演会が整然と[=平和に]とり行われるためのルールが敷かれていたのに、私はそれを守りませんでした。
人生においてと同様に、社会においては、ルールを守らないことは、重大な結果を招きます。この事件では、ルールを守らないことによって、私自身だけではなく多くの人々に重大な結果がもたらされました。これらの人々は全く過失がないにも関わらず、自分たちの学校と ことによると学位に対する世間の評判が落ちてしまったのです。
そのことについては、重ねて心からお詫びします。この大学に通う皆さん全員がご存知のように、フロリダ大学はすばらしい学校です。ここにはフロリダ州の最も優秀な若者の多くが集い、教育を受け、人として成長し、いずれは将来の職業に希望を抱き始めるのです。*4
それなんていう更生? と思ってしまいます。日本のニートや登校拒否児やひきこもりも、ひょっとしたらtaserで治療できるんじゃないでしょうか?
なお、このアンドリューという学生は、心だけでなく身も綺麗になったようで、↓のブログにある画像を見ると講演会の時とは別人のようです。
http://thelede.blogs.nytimes.com/2007/10/30/all-scores-settled-in-dont-tase-me-bro-affair/index.html?hp (画像左下の青年が件の学生)
リミックス版
*1:日本と違い、アメリカでは大学構内に警察が常駐しています。
*2:http://thelede.blogs.nytimes.com/2007/10/30/all-scores-settled-in-dont-tase-me-bro-affair/index.html?hp