2005-08-02
炎上
日本を代表するいじめの専門家である内藤朝雄さんのブログコメント欄をプチ炎上させてしまいました。下の方です。
http://d.hatena.ne.jp/suuuuhi/comment?date=20050501#c
「組織人」、「電話での工作」、「○○」、「××距離◇◇」、「自己裂開部駆動型収奪」、「なぜか2ちゃんねるとあげつらいの勢いがシンクロ」、「もうわたしのブログにはこないでください」。
「電話」って一体。。。内藤さんの電話番号は知らないです。
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/toled/20050802
多分。。。
ちなみに僕も全体主義的政治手法は、たとえ終着に全体主義を目標としていなくても賛同しかねます。それは以前書いたよね。
あと電話うんぬんはマジで身に覚えがない。電話回線で2ちゃんねるにアクセスして内藤さんの悪口を書いてるってゆう意味なんだろうか。。。2ちゃんねるには僕の悪口もあるんだけどな。
僕は、欠点を持ち、過ちを犯すモノを愛しいと思い、また逆に、美しく、完全無欠なモノを警戒することを目指します(それを実践できているとはとても言えませんが)。内藤さんのアカかシロかという発想は本当にコワいと思います。
何で?集中砲火をしろというわけでもないけど、極力寛容でいることはないんじゃないかな。
> 欠点を持ち、過ちを犯すモノを愛しいと思い、また逆に、美しく、完全無欠なモノを警戒することを目指します
僕もそうありたいと思います。
なんでかというと、「おお、あいつは全体主義的だ。ぶっ潰せ!」という「反」全体主義的振舞いこそが最も全体主義的だから。西洋社会でのイスラム系の人たちへの迫害とか見てるとそう思う。
もちろん批判するのはいい。けど、自分は有名大学教員という特権にしがみついている内藤さんが、たった一つの事件をネタにシューレというマイナー団体に解散をせまるのは本当に卑劣というかみっともないと思う。まずは明大なり東大なりの不正に抗議して職を辞し、学位を破り捨てて、全力で戦ってから、それでもなお余力があったらシューレに向かえばいいと思うけどな。一体何が内藤さんにここまで徹底した憎悪を抱かせ、「シューレいじめ」に向かわせるんだろうか。それは、大学教員としての特権を享受している罪悪感を外の手軽で安全な「敵」に投影しているのかな。東大や明大に解散を迫れば内藤さんにとっては職の危機だけど、シューレならモグラ叩きのようなノリ解散を求めることができるのかも。しかしそれでは、シューレに関わっている多種多様な人・子どもはたまったもんじゃない。
あと、シューレ批判をやりたいなら自分の名前においてやればいい。貴戸さんをタテに利用して攻撃するのは本当にかっこ悪いと思います。
まずシューレとかフリースクールという組織の捉え方をいわゆる
会社や大学と同じように(ピラミッド型の様に)捉えてること、
もしくは理想郷のように捉えてること、
「当事者」に対して調査者は、人間相手のルールさえ守ればどんな解釈をしてもいいと公言していること、(社会学者が当事者を叩いても良いが、当事者=シューレが学者=貴戸さんを叩くことは許さない矛盾)
証拠も無いのに2chの書き込みをシューレ関係者と決め付けていること、
その2chのカキコに対してシューレ側が貴戸さんの中傷を辞めよ、シューレとは関係無いとアクションを起こせと言っていること、
私も疑問に思う。
内藤さんも貴戸さんも、シューレや不登校児に比べたら自分は完全な強者の立場であることを忘れているし、内藤さんの文はなにかこう・・・上から物を見ているような文章だなという嫌悪感も感じる。
だから常野君が↑で言ってることはわかるんだけど、でも
私からしたら申し訳ないけど、常野君も貴戸さんもどこか学校的な考えに染まっている部分があると感じるよ。(まぁこの辺は会った時にゆっくり話しましょう)
2chスレなんて全然見てなかったけど、この炎上騒ぎで覗いたら
結構鋭くて頷ける意見があったな。(勿論貴戸さんの容姿についてのひどい書き込みもあるけど・・・。)
内藤さんのフアンであっても、今回の件では冷静に受け止めている読者も多いよう。
わかってる人はわかってるよ。
だからいいんじゃない、相手にしなくてもさ・・・。
今回の件で、ネットの怖さを思い知ったような気がします。自分の中の憎悪のような負の側面が増幅されて表に出てしまった。ってネットのせいにするのはよくないかな。
>常野君も貴戸さんもどこか学校的な考えに染まっている部分があると感じるよ。
↑も含めて、ふやふやさんとも実際に会って色々と話したいです。
>ふやふやさん
>内藤さんも貴戸さんも、シューレや不登校児に比べたら自分は完
>全な強者の立場であることを忘れているし、内藤さんの文はなに
>かこう・・・上から物を見ているような文章だなという嫌悪感も
>感じる。
このへんのコメントをさして、内藤さんは「嫉妬」と決め付けかつ切り捨てているね。
だけど、多分意図的な誤解だという気がする。
ふやふやさんたちが言いたいのは、嫉妬とかいうことじゃない。差別される側である登校拒否・不登校は、いつも就職や結婚や交友のなかでの排除や蔑視を恐れてびくびくしている。それでもなんとか人生を生きようと懸命になっている。自分の中の絶望・劣等感・羞恥心・自己否定・将来が断ち切られた感覚、他人との間に大きな壁ができてしまって打ち壊そうとしても壊せないつらさなどのことを言っているんだと思う。貴戸さんたちは、そのへんの差別される痛みへの理解・共感が足りない。いや、立場上できないのではないか? ならば、そう簡単には分からないってことを前提にものを考えてもらわないと、困る。優等生の悪いクセで、分かってもいないのに要領よさげな答えを用意して分かったフリをする、そのへんが抵抗しにくくて、むずがゆく・もどかしいんだよね?(このへんわたしの推論です。)
内藤さんのシューレ陰謀説は、被害者意識が強すぎて、とても理性とか教養のある人の意見とは思えない。ネットワーク型の組織がどんなものかよく分かっていないのもおかしい。アルベルト・メルッチの「現代を生きる遊牧民」とか読んでいるの? って文化資本のハイアラーキーを問い直さない程度の低いことを語らなきゃならないのだとしたら、悲しい。
内藤さんは世代的に学生運動がらみのトラウマがあるのかもしれない。けれど、わたしたちはたとえば川田隆平を支える会の学生たちが、小林よしのりから「共産党・オウム・赤軍派だ」と言われても、テロも何もなかった記憶もあるから、そのへん意識に落差があるみたい。
実は、図書新聞とかFONTEとかで、横浜で青少年への夜間戒厳令がひかれた! って例のおどろおどろしい文体で大騒ぎしていたとき、ググったり、横浜在住の友人に電話で確認したところ、少なくともその時点では、まだ横浜市も神奈川県もその条例を制定しておらず、検討中、ということもあったっけ。
トラブルがあったときにじっくりと話し合わず、ちょっと気にくわないからって誰かとつきあいを切ったり、本人に無断でメール転載というのは、ルール違反とまでいかなくても、慣習・常識のレベルで見て、ちょっとどうかと思う。
確かに内藤さんはユニークな人だけれど、言っていることは絶対じゃないんだから、あまり気にしないほうがいいと思う。