『週刊金曜日』編集長、極右TVに出演
Yahoo!掲示板 「ふざけるな!拉致議連、救う会、家族会」に書き込まれた情報をいくつか紹介する。
「桜プロジェクト」というのは極右のネットテレビ「ちゃんねる桜」の番組
『金曜日』北村肇編集長が出演。極右との相互乗り入れか。
「文化」的な天皇制なら維持してもよいといってるようだ。
極右に天皇制支持の言質を与えてしまうことになるという政治効果。
敵側が主権在民を公然否定する改憲案から攻めてくるわけがないのに。
どのようなヒドイ国家でも(サウジアラビアのような神政国家は別だろうが)「主権在民」を掲げている。
まったく同感だ。言質を与えてしまうというより、左派からの天皇制の根源的な問いそのものが存在しないという白旗表明。北村「読者は怒るだろうが・・・」そりゃそうだ、これは裏切りそのものだ。
北村編集長の意見は天皇制は日本文化の語り部(?)なので天皇制の存在は不動であり、天皇制の問題というものは軍服を着た「悪利用された」ことにあるということらしい。
更に、あきれたことに「天皇制があることによって市民平等であるとするならば、皇室を悪利用するのを防がなければならない」と言い切る。「あるとするならば」と仮定形を使っているが、これは少しばかり遠慮したか、頑迷な読者からの批判に逃げ道を作った表現ととるべきだろう。北村編集長は、皇室が悪利用されることを現実的な問題として発言している以上、市民平等が天皇制によってもたらされていると考えている。まぁ、仮定であろうが天皇制があることによって市民平等があるなんて、そんな馬鹿げたことを週刊金曜日読者は万が一でもあると思っているのだろうか。
なるほど、矛盾とその場しのぎの言い逃れに満ちた佐藤の詐欺的文章を『週刊金曜日』がありがたがるのも分かる。北村編集長の主張は佐藤の言説とデタラメさがそっくりなのだから。日の丸を掲げた自由の女神という愚劣なポスターを作ったのも、何かの間違いとかではなく本心から出てきたもので、批判されるとも思っていないほど<佐藤優現象>に汚染された結果だったのだ。
それに対して批判の一つもあげない読者も相当イカれている。
「チャンネル桜」に北村編集長が出演した頃、チベット暴動問題で中国は国際的に批判を受けていた。「チベット問題」は、ダライ・ラマらの亡命チベット人と反共勢力が
北京オリンピック開催直前の微妙な時期にチベット人弾圧の欺瞞情報を流し、反共主義者だけではなく、リベラル勢力の中からも亡命政府のプロパガンダに踊ら
された。
その頃『週刊金曜日』も保守派の反中国ジャーナリストの連載記事が不自然に掲載されていた。これは何かあると思っていたが、このとき、すでに『週刊金曜日』はリベラルの仮面を被った、保守派の影響要員に成り下がっていたのかもしれない。「両論併記」などと理由をつけて、無批判に保守派のプロパガンダを少しずつ流し、左派の読者に右派勢力へのアレルギーを失わせ上で、「チベット暴動」の様に、「象徴天皇」の様になし崩しに右派との協調を認めさせようとしたのではないだろ
うか。佐高の言動一つとっても、怪しい。鈴木宗男を評して「ダーティーなハト派」とは、とても正常とは思えない。
これが考え過ぎになるかは、『週刊金曜日』が「計画的に」気づかれないように方向性を変えていると認めることができるかどうかだ。
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