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石西厚生連破産:津和野共存病院、4月以降も1病棟 夜勤の看護師不足で /島根

 津和野町の津和野共存病院などを運営していた石西厚生農業協同組合連合会(石西厚生連)の破産を受け、新たな指定管理者となって運営を引き継ぐ、医療法人「橘井堂(きっせいどう)」の須山信夫理事長が10日、記者会見した。同病院では療養病棟(49床)が休止中だが、須山理事長は4月以降も一般病棟の一病棟体制(50床)で運営していくことを明らかにした。

 職員募集では151人に対して採用通知を出したが、入社承諾書を提出したのは137人。2病棟体制が困難なのは、夜勤の出来る看護師が十分に確保できなかったためという。1病棟体制でも看護師の人数がぎりぎりのため、入社承諾書を出していない人を含め、再募集する方針。

 昨年12月の時点で4施設で8人いた常勤医師が最悪の場合3人に減少する可能性もあるが、非常勤医師などで対応していきたいという。また老人保健施設「せせらぎ」の病床数が119床から99床に減る。年俸制などについて須山理事長は「ベースラインを下げて職員の雇用を守ることを優先した」と説明した。

 会見に同席した中島巖町長は「2病棟体制でやってもらいたいが、採用状況の結果を受け止めざるをえない」と述べた。【児子勉】

毎日新聞 2009年2月11日 地方版

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