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ビーコンで迅速に要救助者発見を 西川で雪山遭難捜索の訓練

2009年02月11日 10:46
ビーコンを使った捜索を練習する参加者たち=西川町・弓張平公園
ビーコンを使った捜索を練習する参加者たち=西川町・弓張平公園
 月山朝日ガイド協会が主催する雪崩事故防止講習会が10日から1泊2日の日程で、西川町の弓張平パークプラザ付近で始まった。山岳ガイドや県内外のスキーヤーら約15人が講座や実技を通して、遭難事故の際の対応を訓練した。

 ゲレンデ以外の雪山でスキーやスノーボードを楽しむ人が年々増えていることを受け、万一の事故に備えてもらおうと開催し、3年目。初日は月山山ろくに位置する弓張平公園で、雪山での“三種の神器”と呼ばれるゾンデ棒、ビーコン(発信機)、シャベルを使い、遭難者を捜索する手順を確認した。

 このうち、ビーコンを使った訓練では、遭難者に見立てたビーコンを雪の中に隠し、ビーコンが発する電波を頼りに場所の特定に挑戦。参加者らは電波の特性を体で覚えながら、短時間で見つけ出すまで何度も繰り返した。11日は、積雪断面観察やセルフレスキュートレーニングなどを行う。

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