2009.02.11 Web posted at:  13:14  JST Updated - CNN
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北朝鮮、ミサイル発射準備の可能性 米高官が指摘

ワシントン(CNN) 米政府高官は10日CNNに対し、北朝鮮がここ数日間ミサイル発射準備を進めている可能性が、米偵察衛星の撮影画像で明るみになったと語った。現場は北朝鮮が2006年、長距離弾道ミサイル「テポドン2」試射に使用した地点という。

画像によると、北朝鮮はミサイル発射に必要な遠隔装置を組み立てている。ミサイルが発射台に移動されたことを直接示す証拠はまだないものの、ミサイルが移動された場合は懸念すべき事態であり、米アラスカ州のミサイル防衛拠点が厳戒態勢に入る見通しだという。

テポドン2は射程2500マイル(約4000キロ)前後とみられているが、06年の試射では発射からわずか40秒後に落下した。ゲーツ米国防長官は記者会見で、テポドン2の射程が現時点では不明だとコメント。さらに、北朝鮮が核計画申告の検証方法について6者協議で合意し、非核化に注力することへの期待感を示した。

初外遊となるアジア歴訪の準備を進めているヒラリー・クリントン国務長官は、暗礁に乗り上げた6者協議の再開を目指し、訪問各国と協議する予定。クリントン長官は10日、米国が6者協議を引き続き推進する考えを明言するとともに、近隣諸国に対する挑発的行動について北朝鮮に警告した。

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