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性的暴行:全教組、調査を突然打ち切りに

 全国教職員労働組合(全教組)が全国民主労働組合総連盟(民主労総)幹部の性的暴行未遂事件と関連し、前日に設置された真相調査委員会の調査を1日で打ち切ったことで、さらなる波紋を呼んでいる。

 全教組は10日、「被害者A氏側が全教組による真相調査を望まないとの意向を伝えたきたことから、同委員会の調査を打ち切った」と発表した。

 これにより、全教組が性的暴行事件を隠ぺいするために組織的に圧力を加えた、という被害者側の主張の真実は闇に葬られる可能性が大きくなった。

 全教組のオム・ミンヨン・スポークスマンは同日、「被害者側と真相調査委員会が昨夜協議し、『全教組が同事件とかかわるのを望まない』とする旨の文書を提出してきた」とコメントした。

 被害者A氏の代理人は5日、「被害者に対し、全教組幹部らが(事件隠ぺいの)圧力を加えてきた」と主張。全教組委員長と幹部全員の辞任を要求していた。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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