Print this Post Article Lists Back

二次電池めぐり韓日メーカーの競争激化(下)

サムスンSDI,ソニーを抑えて世界シェア2位に

◆市場は拡大の一途、日本メーカーも反撃の動き

 一方の日本メーカーは、最近の円高や相次ぐ業績不振の影響で、やや足踏み状態だ。三洋は昨年末にパナソニックに買収されたが、パナソニックは2008年度に3300億円近い赤字が予想されており、まだ両社の電池産業がどのような事業を展開するか決まっていない。三洋は05年以降、世界シェアが下がり続けている。ソニーも2兆ウォン(約1300億円)規模の赤字に悩んでおり、新たな投資計画が立てられない状況だ。

 しかし専門家は、世界的な化学・電池産業が今後もクリーン、リサイクルの流れに傾き続けるとしており、日本メーカーも近く組織を再編して反撃に乗り出すと予想している。大信証券アナリストのカン・ジョンウォン氏は「各国政府が大々的にクリーンエネルギー事業の育成に乗り出している。そのため今後も、この市場における韓日メーカーの競争は激しくなるだろう」と予想している。

■二次電池

 一度使用して捨てるのではなく、充電すると再利用が可能になるバッテリーのこと。携帯電話やノートパソコンだけでなく、今後は電気自動車などさまざまな分野での利用が考えられている。

卓相勲(タク・サンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る