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連続講座:全国の自殺者、年間3万人 防止へ「大切な存在、希望もって」 /富山

 ◇イタリア人修道女、呼びかけ--富山

 「富山生と死を考える会」(豊原則子代表)の自殺防止連続講座「そう!あなたは大切な存在です--“生きる”ことに希望をもって」の第2回講座が、富山市舟橋北町の県教育文化会館であった。約30人の参加者に、「幼き聖マリア修道会」(同市山王町)のイタリア人修道女、ネリーナ・アンセルミさん(81)が「神から与えられた大切な命を大切にして」と呼びかけた。

 同会は、身近な人を失った悲しみを分かち合う場として、1982年に設立。日本の自殺者が年間約3万人にも上ることから、近年は、自殺者の遺族の集いなども催している。

 ネリーナさんは、イギリスで見た絵画を紹介し、「心の扉は中からしか開けられない。心を開かないと助けは得られない」「自分の生きている場で愛を広げてください」などと語りかけた。会場からは、自殺者遺族への偏見をなくしてほしいという声が上がった。

 ◇3回目、3月開催「生と死を考える会」

 3回目は3月22日午後1時半から、射水市中央文化会館であり、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが「ネット社会と心の危機-子どもとどう向き合うか」の演題で講演する。一般500円、学生300円、高校生以下無料。豊原代表は「ネットが絡む子どもの自殺も起きており、多くの人に参加してほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは豊原代表方(0766・31・0744)。【青山郁子】

毎日新聞 2009年2月3日 地方版

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