（元）登校拒否系

「反自由党」公約

日記 | 21:29 |

昨日から日曜日まで、5日間連続でバイトが入っています。僕は今年の4月以来、週1回しか働いていないので、超過密スケジュールのように感じます。

もちろん、普通に会社・家庭などで働いている人からすれば、贅沢な話でしょう。でも、毎日労働するのはやっぱりたいへんですよね。

そこで、この場を借りてお約束します。もし僕が独裁者になったら、強制的週休4日制にします！

「なに、週に3日しか働かないのか？　そんな悠長なことではライバルに先を越されちゃうぞ」と心配する方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。“強制的”週休4日制です。規定を超えて働く輩（やから）は、収容所にブチ込みます！

自由を制限して、よりよい社会を実現しましょう。

調布市花火大会

日記 |

初台くんと調布市花火大会に行ってきました。

花火大会のあとしばらく河原で横になりました。川からの風が気持ちよく、「スリープ・アンド・ファイアー・セラピー、略してSFTだね」と言いながらまったりしました。

画像は携帯で写したものです。

「すっきりしましたねー」

日記 |

12回目の磁気刺激の日でした。いつもより刺激が強かったような気がします。

治療が終わって会計をすませると、受付の方から「すっきりしましたねー」と言われました。突然のことだったので、僕はギョッとしてしまいました。「ええ！　磁気刺激の効果がわかるんですか？　脳がすっきりしたのが見えるんですか？」と心の中で思いましたが、よく考えると髪の毛のことでした。二日前に散髪して、短めのスポーツ刈りにしていたのです。

夕方からは、東京シューレ時代の友だちと飲みに集まりました。非常に楽しく、僕の登校拒否論を批判してもらうなど収穫もあったのですが、つい飲みすぎてしまい、次の日には二日酔いになってしまいました。

二日酔いになると、脳が膨張するそうです。で、頭蓋骨に圧迫されて頭が痛くなるとか。「せっかく磁気で放出したセロトニンやノルアドレナリンが死んでいくー」と思ってゲンナリしました。。。

ウオーク・トーク・セラピー(WTT）

日記 |

夕方から仕事帰りの初台くんと交流しました。初台くんは、ヨドバシカメラ新宿店のマッサージチェアコーナーで待っていました。毎週通っていて、店の人にも完全に顔を覚えられてしまっているそうです。

初台くんと、いつもの挨拶を交換しました。

僕「こんにちは」

初台くん「こんにちは」

僕「疲れた」

初台くん「帰ろっか？」

僕「。。。」

初台くん「。。。」

この日は突然会うことになったので、どこに行くか決まっていませんでした。

僕「これからどうしようか？」

初台くん「。。。それを決めるのに少なくとも3週間はかかるね」

僕「じゃあ、とりあえず解散？」

初台くん「。。。そうしようか」

というようなやりとりを40分ほどして、けっきょく、新宿からかつて通っていた新宿山吹高校まで歩いて行ってみよう、ということに一応なりました。僕は中退しましたが、初台くんはめでたく卒業しています。新宿駅から、だいたい5キロくらいでしょう。

まずは新宿駅から靖国通りを曙橋方面にむけて出発です。途中、ブックオフがあったので１時間くらい立ち読みしました。

歩きながら会話をしていると、だんだん気持ちよくなってきました。足を一歩前に出すごとに、セロトニンが放出されている感じです。また、しゃべることも脳への刺激になっているような気がしました。たとえその内容が、この上なく後ろ向きなものだとしても。。。

初台くん「うーん」

僕「どうしたの？」

初台くん「さっきのブックオフで、150円の本買っとけばよかった」

僕「。。。」

初台くん「次に行くときには、もうないよ、きっと」

僕「じゃあ引き返す？　引き返して買いに行く？」

初台くん「。。。いや、いいよ」

こういう掛け合いをしながら歩くことがすごく楽しかったので、僕は「ウオーク・トーク・セラピーだね。略してWTT!」と興奮しました。僕はよく、初台くんから「何でもうつ病対策にするね」と指摘されますが、WTTは本当に効果が実感できました。もちろん、そのように感じられること自体、重症でない証拠かもしれないので、もっとつらい方からすると顰蹙（ひんしゅく）ものかもしれませんが。

いろいろと寄り道をしたりしていたので、目的地の高校に着いたころには3時間以上たっていました。高校は夜間部もあるのですが、夏休みで閉まっていました。

5キロ歩いてさすがに疲れたので、帰りはバスにしました。

磁気刺激療法体験記　その３

メンヘル | 22:35 |

初めての日は体がガチガチに緊張していてビクついたのでMAXの90％の磁力で刺激してもらいましたが、2回目からは「できればもっと強くしてください」と言って100%でお願いしました。先生は「（強くても）大丈夫ですかー？　我慢してるんじゃないですか？」と聞いてくれましたが、ちょっと磁気の衝撃が強くなったものの、痛みや不快感はまったくありませんでした。やはり、強い方が効果があるそうです。

また、当初は一日に42発の刺激だったところを、途中から「できれば回数も多くしてもらいたいんですが」とお願いしてみました。すると、先生はあっさりOKしてくれて、一日に50発やってもらうことになりました。

このクリニックの先生は大学病院でも兼務されています。大学病院で実施している、機械が自動的に連続して刺激する「反復式」の場合は、ずっと多くの回数かけているので、このクリニックで実施している「単発式」で50発くらいやっても危険性はないそうです。「反復式」だと、海外も含めると、最大で1日に1万発かけた例があるそうです。1万発って、どんな感じなんでしょうね。電気ショック療法と違って麻酔はかけないので、患者は刺激を体感するはずです。パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチっていうふうに脳に連続して衝撃がくるんでしょうか。脳の中が隅田川花火大会みたいになるんでしょうか。

刺激は、機械の設定自体は二日目以降は変化していないはずなのに、日によって強く感じたり弱く感じたりしました。先生によれば、「たぶん、機械をあてる位置によって違うのでしょう」とのことでした。ただ、ちょっと弱いなー、と思ったときに先生が「あれ？　おかしいな」と言うので目を開けてみると、機械の強さを示すメーターが下がってたりすることもあるのですが。。。　あと、慣れもあるのかもしれません。

初めてこのクリニックに行った今月1日から今日までで計11回通いました。さて、効果はあったのでしょうか？

先生の話では、「10人中、2人くらいには劇的に効いて、3人くらいにはマイルドに効いて、あとの5人には効果がない」*1そうです。僕の場合は、残念ながら劇的に効く2人には入っていません。では効いていないかというと、そうでもないような気がします。5回目ぐらいから、微妙な変化が生じているかもしれません。

まず、強く感じる磁気刺激を受けた直後に、なんとなく脳が気持ちよくなります。なんとなくなので、気のせいかもしれませんが。肩を揉んでもらった感じに少し似ているかもしれません。ただ、これは刺激の直後だけで、すぐに消えてしまいます。

また、日中の眠気がとれない、という症状が、すこーしマシになったような気がします。今でも映画の途中で居眠りしてしまったりするのですが。。。　一方で、夜の寝つきもやや悪くなってしまいました。これは睡眠薬をもらっているので大きな問題ではありません。「磁気刺激を受けたあとは、睡眠時間が短くなる傾向がある」と先生が言っていました。

次に肝心の意欲・やる気ですが、これはなんとも言えません。やりたいと思っていた勉強にはまだマトモには手がついていません。でも、コメント欄でも指摘されているように、こうやってブログを書けるようになったということは、回復してきたアカシであるようにも思います。実は、ブログはだいぶ前からやりたいと思っていて、「はてなダイアリー」にも4月の頭には登録を済ませていました*2。でもめんどくさくて、実際に書く気にはならなかったのです。磁気刺激を受けてから書けるようになったということは、効いているのかもしれません。

というわけで、「魔法のように」は効きませんでした。これまでにも「波」はあったので、上にあげた効果も気のせいでしかないかもしれません。なんとなく以前よりは良くなっている気がする、といったところです。

うーむ、もっと確かめてみたい、と思い、当初は10回クリニックに通っておしまいになるはずだったのに、「もう少しお願いします」と言って14回通うことにしてもらいました。先生は、「たしかに、10回以上やった方が効果がある、という研究があります。ただ、心配なのは痙攣発作なんですよねー」と怖いことを言いつつも、OKしてくれました。痙攣発作が起きたのはまだ世界で7例しかないし、仮に起きても処置できるそうです。今日が11回目だったので、あと3回です。

効果があるのかはっきりしないものに1回4,200円も出す価値があるか、微妙なところかもしれません。でも、実際に効いているかどうかは別として、「うつ病への対策をとっている」という満足感があります。僕の場合、少なくとも3年ほど前からうつ病の傾向があったのに、精神科のクリニックに通うようになったのは今年の3月になってからでした。以前はバイトが忙しかったこともありますが、病院に行くこともめんどくさかったのです。だから、はじめてトレドミンという薬を飲んだとき、「やっと治療が始まった」と安心しました。同じように磁気刺激も、治療を受けているということ自体に達成感があります。

まあ、実感できた最大の効果は、磁気刺激療法を外来で行なっているクリニックを発見して予約を取ったときの興奮かもしれません。。。

演劇『バカが見る夢すごい夢』

日記 | 23:43 |

拙者ムニエルの演劇『バカが見る夢すごい夢』を観てきました。とても楽しく、バカ笑いできました。去年の11月に同じ劇団の公演を観たときは「面白いなー」と思いつつもそれほど笑えなかっただけに、嬉しかったです。「夢っていうのは自分でかなえるものじゃないんだ。他人にかなえてもらうものなんだ！」と言って寝てしまう登場人物の姿が、努力のニガテな僕の心の琴線に触れました。

磁気刺激療法体験記　その２

メンヘル | 21:20 |

磁気刺激をやってくれるクリニックに初めて行ったとき、まずは現在の主な症状を説明しました。意欲がわかず、何事もめんどくさく感じる。以前なら楽しんでやれていたことに興味がもてない。常に眠気がとれない、などなどです。

その後、「磁気刺激を受けたい」という意思を伝えると、先生はこうおっしゃいました。「うつ病治療の第一選択は薬物療法です。あなたの場合は、薬を飲み始めてからまだ数ヶ月しかたっていないので、あきらめるのは早いと思いますよ。磁気をやるのは別の薬も試してみてからでも遅くないのではありませんか？」。

磁気刺激療法を宣伝しておきながらわざわざこう言ってくるとは良心的だなー、と思いつつも、治療を受ける期待満々で来たので、それでも磁気をお願いしたいと言うと、あっさり「じゃあやりましょう」ということになりました。あとで考えると、上記のやりとりで「患者の強い希望により実施」という事実ができてしまったかもしれませんが、まあいいでしょう。

先生の説明から、ここで受けられるのは「単発刺激」だということがわかり、少しガッカリしました。磁気刺激には一回一回手動で刺激する「単発式」と、機械が自動的に連続で刺激する「反復式」があり、現在の研究では後者の方が効果があるとされているそうです。ただ、先生によると、「単発式」の方が安全性は高いとのことでした。

週に３〜５回程度通って、計１０回実施する。１回の料金は4,200円で、保険は利かない。２回目からの分はあらかじめ一括で払ってもらうが、途中でやめた場合は残りの分は返金する。やめたいときはいつでもやめていい、ということでした。

「では隣の部屋に移ってください」と先生が言って、イキナリ刺激してもらうことになりました。隣の部屋には磁気を出す「マグスティム 200」という機械が置いてありました。磁気の影響を防ぐため、財布を出して椅子に座るように言われました。「では始めましょう」と先生が言いました。ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ。

先生は「まずは適切な強さを決めるため、運動野を刺激します」と言って、機械の先端を僕の後頭部にあてました。「右手が動きますよー」と言ったかと思うと「パチッ」という機械の音がして本当に右手がピクッと動きました！　左手も動きましたが。ともかく、手が動くということは、刺激が脳内に達している、ということになるそうです。先生はだんだん磁力を上げていき、けっきょく、MAXの90%でやってもらうことになりました。

先生は「では前頭野を刺激しましょう」と言って、機械を僕の頭の前のほうにあてました。この「前頭野」は感情に関連しているそうです。磁気が出ると「パチッ」と大きな音がしてちょっとした衝撃が頭に来ましたが、痛みはまったくありませんでした。ただ、初体験で緊張のあまり体に力が入っていたせいか、衝撃につられて手がビクッとなったりしました。先生によれば、「たぶん、前頭野に入った磁気が運動野の方にも流れていっているのでしょう」とのことでした。左側に16発、右側に26発、計42発の刺激を受けました。右の方が多いのは、右側への刺激が特に有効、という研究があるからだそうです。全体で5分程度で終わってしまい、けっこうあっけなかったです。

副作用として軽い頭痛があるかもしれないそうですが、僕の場合は受けている最中も、終わったあとも、まったくありませんでした。

終了後、さっそく携帯メールで初台くんに報告すると、「ジキに効果がくるかな？」と返信がありました。さらにしばらくして、「初日から効果の話をするのはジキ尚早かも」というメールが来ました。。。

つづく

名前付けました

23:29 |

「toledの日記」改め、「（元）登校拒否系」にしました。これから登校拒否・ひきこもり・ダメ関連の話題にも触れていくつもりです。

磁気刺激療法体験記　その１

メンヘル | 23:52 |

今年の３月から精神科のクリニックでうつ病の治療を受けています。これまでは主に薬物療法をやっていて、トレドミンという抗うつ薬を飲んできました。残念ながら今のところ目覚しい効果はなく、効いているのかいないのかはっきりしません。

そんななかで、「磁気刺激療法」という最新のうつ病治療法のことを知りました。正式には「経頭蓋磁気刺激法(Transcranial Magnetic Stimulation:TMS)」というそうです。以前からある電気ショック療法に代わる（かもしれない）とされている治療法で、副作用ほとんどなしに電気ショック療法と同等の効果が得られる（かもしれない）そうです。

電気ショック療法については、ジャック・ニコルソン主演の映画『カッコーの巣の上で』の印象が強く、かつては非常に否定的なイメージをもっていました。この映画には、精神病院の秩序を乱した患者を懲らしめるために電気ショックを与えて廃人のようにしてしまうシーンが出てきます。しかし、家族が統合失調症になったり、自分がうつ病になったりする中でメンヘル系の知識もつき、今ではサヨクの人々などがこの治療法を全否定してしまうのもいかがなものか、と思っています。これまでの電気ショック療法に問題があったのは事実でしょうが、本当に困っている人の立場に立つのであれば、「問題があるから電気ショック療法に反対」と言うのではなく、「問題があるからよりよい電気ショック療法を！」と言うべきでしょう。

磁気刺激療法は、宣伝文句を読む限りは、まさにそのようなものになる可能性があるようです。新・サイコドクターあばれ旅の私家版・精神医学用語辞典にはこうあります。

最近では、電気けいれん療法よりももっと侵襲が少なく安全性の高い経頭蓋磁気刺激法(Transcranial Magnetic Stimulation:TMS)という治療法も開発されてます。磁場をかけることによって脳内に電流を流すというこの方法なら、麻酔はいらないし、けいれんも起こさなければ記憶障害にもならないので、外来で手軽にできるのだそうだ。しかも治療効果はECTとほぼ同じ。

　今のところまだECTやTMSは抗うつ薬の補助的な役割しかないけれど、いずれ、うつ病患者は通院して外来で電気をかけてもらったり、磁気をかけてもらったりするのが一般的になる日が来るのかも。

電気ショック療法 electroshock therapy

これをはじめて読んだとき、「受けてみたい！」と思いました。そこで色々と検索してみたのですが、どうもまだ実験段階で、気軽に受けられるものではないようです。その後も「うつメイト」の初台くんに雑誌記事を紹介してもらったりして情報収集していましたが、どうも一部の大学病院で実験的に行われているだけのようだ、ということがわかり、問い合わせなどをする気力もなかったので、当面はあきらめることにしていました。

ところが、先月末ひさしぶりに検索してみたところ、なんと外来で磁気刺激療法を行っているクリニックを発見しました。

google:磁気刺激療法　うつ

さっそく*1電話してみると、なんとその２日後に予約を取ることができました。

その日は夕方から初台くんとかつて通ったことのある高校の周辺を散策しに行ったのですが、僕は磁気刺激が受けられるかもしれないという興奮を初台くんにしゃべり続けました。

僕「こんなにうれしいことはないよ。このうれしさでセロトニンが倍増したかも」

初台くん「。。。」

僕「いや、っていうかもう治ったかも。磁気刺激が受けられるかもしれない、と思うことによってもう治っちゃったから、実際には受ける必要ないかな。キャンセルしようか？」

初台くん「。。。」

散策自体は僕と初台くんの優柔不断の相乗効果で迷走を極めましたが、非常にハイテンションな１日でした。

つづく