8日午前9時55分ごろ、北海道蘭越町湯里のニセコ山系ニトヌプリ(標高1080メートル)で、ツアー客8人と倶知安町のアウトドア会社のガイド2人の計10人が雪崩に遭遇し、東京からのツアー客、会社員、加藤勤之(のりゆき)さん(32)=新宿区市谷台町=と同、石河賢さん(31)=同区坂町、男性ガイド(32)の計3人が一時、雪に埋もれた。3人は約10分後に救助されたが、加藤さんが右太ももを折るなど全治3週間の重傷。石河さんも肩に軽傷を負った。男性ガイドにけがはなかった。
倶知安署によると、雪崩の規模は長さ約500メートル、幅15~30メートル、深さ40~50センチ。午前9時50分ごろ、一行が標高約700メートル地点まで登った際、約100メートル上方で発生したという。【坂井友子】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年2月10日 地方版