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【東京】いじめを撲滅へ 条例制定訴える2009年2月10日 いじめに遭った子どもの親たちでつくる「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」は、いじめをなくすための条例づくりの機運を盛り上げようと十四日、シンポジウムを大田文化の森(大田区中央)で開く。 ネットワークは二年前、いじめを苦にした自殺予告の手紙が文部科学相に相次いで届いたのを受け、親自身が子どもを守るために行動しようと発足。会員が経験を踏まえて子どもや親からの相談に応じ、全国各地でシンポジウムを開いて啓発を続けている。 矢内筆勝代表(47)は自身の体験から「親も教員も現代のいじめの実態を知らず、うまく対処できない。いじめる子どもは善悪の区別がつかず、教わる機会もない」と指摘し、「教員の研修や子どもへのいじめ防止授業を盛り込んだ条例作りが必要」と強調する。シンポジウムでは、加藤十八・中京女子大名誉教授が講演し、矢内代表や教員らも加わりパネルディスカッションを行う。悪質巧妙化するいじめの実態を紹介し、子どもがいじめられたときの親の対処法をアドバイスし、条例制定の必要性を訴える。 シンポは午後一時から。入場料は千円(学生以下無料)。問い合わせはネットワーク(品川区)=(電)03(5719)2170=へ。
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