アテネ、北京五輪にレスリング男子フリースタイル66キロ級の日本代表として出場した池松和彦選手(29)=筑前町出身=が5日、柳川市三橋町の柳河盲学校を訪れ、児童や生徒にレスリングを指導するなどして交流した。
地元ゆかりのアスリートが県内の小学校などを訪問する県の「ふくおかスポーツ夢大使事業」の一環。池松選手は基本的なルールを教えたり、実技を交えながらブリッジや抑え込みなどの技を指導したりしていた。
池松選手は北京五輪で着用した赤いユニホーム姿になると、児童生徒全員からタックルを受けて親睦(しんぼく)を深めた。池松選手を抑え込んだ妻夫木晟一君(14)は「全力でやったけど(池松選手は)かなり強かった」と息を弾ませていた。
池松選手は「レスリング普及のためにも今後も続けていきたい」と話していた。
=2009/02/06付 西日本新聞朝刊=