※07年11月17日第1版アップ。09年1月19日更新。
こ れ は ひ ど い !
どんだけひどいかは、元記事に載せられている写真を見ていただきたい。
“毎日新聞(オッショイ!九州)『筑前いじめ自殺:情報を黒塗り開示 福岡法務局対応に遺族怒り』(ウェブ魚拓)”より抜粋
福岡県筑前町で昨年10月、中学2年の森啓祐君(当時13歳)がいじめを苦に自殺した問題で、人権侵害認定した福岡法務局(福岡市)が13日、遺族の請求に対し、調査記録を一部開示した。しかし、両親への聴取内容と新聞記事などの資料以外は黒塗りで「99%非開示」(遺族代理人の田中謙二弁護士)の内容。会見した遺族は「遺族なのに何も分からない」と法務局の姿勢を批判。不服申し立てや処分取り消しを求める行政訴訟などで全面開示を求めていく。
開示されたのはA4で約440枚。ページ数まで黒塗りで、どんな資料かもまったく分からない内容だった。法務局は「公開すると関係者が意見を述べることにちゅうちょする恐れもある」と理由を説明している。
(注)引用文中の強調箇所は管理人によるもの。以下同じ。
「公開すると関係者が云々」「プライバシーが」というのは、
【須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件】で親御さんの知らない所で前校長の処分が決定されていたのと同じ逃げ方だな。いや、これは須賀川市よりも鬼畜なやり口かもしれない。
「情報開示しろって言われたからやったまでだ。ただ、殆どが公表出来ない内容だったけどね。」 福岡法務局はこう態度で示したという理解でFAですか? 公表出来ないのなら拒否すればいいのに。こんなマネをするから叩かれるんだよ。
(09年1月19日更新)
“読売新聞『筑前・中2いじめ自殺、黒塗り資料の一部を開示へ』(ウェブ魚拓)”より
2006年10月、福岡県筑前町立三輪中2年の森啓祐君(当時13歳)がいじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局が大部分を「黒塗り」にして開示した調査資料について、法務省は黒塗り部分の一部を公開するとした裁決書を遺族に通知した。
裁決書は13日付。「事務に支障を来す恐れは少ない」として、特別事件調査結果報告書の一部や文書要請文の前文、文書説示案など黒塗りだった14項目を明らかにするとしている。他の項目は「支障を及ぼす」と不開示となった。
(中略)
今回は「偽善者にもなれない偽善者」と語ったとされる元担任教諭の記録は開示されないとみられる。父・順二さん(42)は「開示範囲が一部にとどまったのは残念。開示された内容を見て、今後の対応を考えたい」と話している。
法務省はさすがに空気を読んだか・・・と言いたいところだけど、核心部分――元担任に関する情報を隠したままじゃ社会の理解を到底得られないと思うのだけどねぇ。