秋田「韓流」デビュー 仙北など3市ロケ地 県が招致

 日本でも人気の韓流スター、イ・ビョンホンさんが主人公のテレビドラマのロケ地に、秋田県が選ばれた。3月中旬から約3週間、仙北、男鹿、北秋田の3市で撮影が行われる予定。秋田内陸線や森吉山阿仁スキー場の樹氷も撮影の候補に挙がっており、県は「秋田をPRする大きなチャンス」と期待を膨らませる。

 ドラマのタイトルは「IRIS(アイリス)」。ビョンホンさん演じる韓国国家安全局員が極秘作戦の失敗と友人の裏切りに遭って日本に逃亡後、復讐(ふくしゅう)に燃えるというスパイアクションで、ヒロインはキム・テヒさん。制作費約14億円の大作で、韓国放送公社が今年9月に放送を始める。現段階で日本を含む16カ国で放送予定という。

 県観光課によると、昨年10月、主人公の逃亡先である日本の「雪国」のロケ地を探しているという情報が寄せられた。制作会社と交渉の結果、撮影期間中のスタッフ約80人の宿泊費と、ロケハン費用の負担を条件に招致に成功した。
 県側はドラマの中で秋田の地名を出すことや秋田ロケのシーンを最低60分以上放送することを条件に提示し、内陸線と樹氷も撮影候補にすることも要望。ロケハンが1月にあり、スタッフはロケ地の自然に好印象を持った様子だったという。

 費用の負担額は明らかにされていないが、県や旅行会社などの民間企業が設立した支援委員会が担当。会員のホテルがスタッフの宿泊場所を提供するほか、会員から1口1万円の会費を募り、交通費や飲食費を援助する。県は「人的支援」(観光課)のみとなる。
2009年02月10日火曜日

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