関連情報捕鯨問題
米環境保護団体「シーシェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」が提供した、南極海で日本の調査捕鯨船「第1勇新丸」(左)から放水砲で水を浴びせられる、ゴムボート(右)に乗ったシーシェパードのメンバーら(2009年2月5日提供)。(c)AFP/SEA SHEPHERD/Stephen Roest
【2月10日 AFP】米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SS)」は9日、捕鯨シーズンの南極海における日本の調査捕鯨船に対する妨害活動を終了すると宣言した。
日本の調査捕鯨をやめさせるためには過激な行動も辞さないとする「シー・シェパード」に対し、日本政府は関係各国に同団体の寄港を拒否するなどの協力を求めるなどの対抗措置をとってきた。
同団体がウェブサイト上で発表した声明によると、抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号は前週、日本の調査捕鯨船に体当たりする妨害活動を行ったが、燃料が4日分しか残っていないため、オーストラリアに寄港するという。
声明のなかで、ポール・ワトソン(Paul Watson)船長は、「今シーズンにわれわれに出来ることは全てやった。(捕鯨船団に)出費を強いて、多くのクジラの命を救うことができた」と総括した。
その一方で、「彼ら(日本)が南極周辺の捕鯨禁止海域(Southern Ocean Whale Sanctuary)で、残酷かつ違法なクジラの殺りくを止めるまで、われわれは毎年、彼らの現実の悪夢となり続ける」と警告。来季はさらに高速の抗議船で活動を再開する決意を示した。(c)AFP/Shaun Tandon
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