石川県がニートの親支援で講演会、過干渉指摘 (29日)

学校に行かず、就職しようともしない、いわゆる「ニート」と呼ばれる若者の自立を支援しようと石川県が若者の親を対象に講演会を開きました。講演会を開いたのは県と県雇用支援協会です。県によるとニートとは学校に行かず、就職しようとせず、また職業訓練も受けない35歳未満の若者で県内におよそ5000人いるとされています。講師を務めた県立看護大学の武山雅志准教授は「近年、少子化を背景とした親の過度な干渉で若者が親に依存し、周りに合わせようとし過ぎるあまりに自立できない傾向にある」と指摘しました。武山氏は対策として▽子どもへの干渉を減らし、▽親自身が生活の中で頑張っている姿を示すことが重要だと話しました。 (16:20)