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韓国政府に3億4000万円賠償命令 朝鮮戦争中の大量処刑
朝鮮戦争(1950〜53年)開戦直後に韓国で左翼とみなされ警察などに処刑された「蔚山国民保導連盟」加盟者の遺族508人が、韓国政府に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル地裁は10日、計約51億4000万ウォン(約3億4000万円)の支払いを命じる判決を下した。聯合ニュースが伝えた。
朝鮮戦争前後の韓国軍や警察による民間人虐殺事件で、国家賠償を命じる判決は初めて。遅延利子を合わせると実際の賠償額は約200億ウォンに上るという。
国民保導連盟は、韓国政府が共産主義からの転向者らを管理下に置くために全国に組織した団体。戦争勃発(ぼっぱつ)で同連盟員らが北朝鮮に同調することを警戒、警察や軍が多数を虐殺したとされる。(共同)