広島放送局

2009年2月10日 20時22分更新

児童の名前と成績ネットに流出


東広島市の小学校の、24人の児童の名前とテストの成績が、インターネット上に流出していたことがわかりました。

東広島市教育委員会によりますと、流出したのは、東広島市立御薗宇小学校の4年生の児童24人の名前と算数のテストの成績です。
9日、「学校の個人情報が流出している」という匿名のメールが寄せられ、調べたところ、児童の名前を隠した状態で、インターネットの掲示板に掲載されているのが見つかったということです。
この個人情報は、小学校に勤める42歳の男性教師が自宅のパソコンに保存していたもので、ファイル共有ソフトを介して、インターネット上に流出したものと見られています。
東広島市では、教師が児童の個人情報を自宅に持ち帰ることを禁止していますが、この教師は「自宅で作業をするために持ち帰った」と話しているということです。
教師のパソコンには、担当するクラスの保護者の名前や連絡先などの情報も入っていて、教育委員会では、これらも流出した可能性があるとしています。
東広島市教育委員会は、「2度とこのようなことがないよう、指導に努めてまいります」と話しています。