岡山放送局

2009年2月10日 18時58分更新

教員免許更新制度へ意見交換


来年度から教員が免許を更新するために、講習を受けることを義務付ける制度が始まるのを前に、講座を開設する大学の関係者が参加した会議が開かれ、講座の運営方法などについて意見を交換しました。

教員免許の更新制度は、教員の資質の向上を目指して来年度から新たに始まるもので、幼稚園から高校までの教員は10年に1度、免許を更新することが義務づけられ、この際に合わせて30時間の講習を受講する必要があります。

10日、岡山県庁で開かれた会議には、講習を行う予定の県内の大学や教育委員会の担当者など、あわせておよそ50人が参加して、講習を実施する上での具体的な課題などについて意見を交換しました。

この中で出席者の一部からは、受講希望者が講座の定員を超えた場合の対応や、自然観察など野外で行う講座が悪天候などでキャンセルになった場合の対応など、実施に向けた戸惑いの声が多く出されました。

各大学や短大では10日出された意見を参考に、おもに今年の夏ごろから、教員免許の更新のための講習を行うことにしています。