放送予定
   
   
   
2月11日(水)
クローズアップ現代は休止です。




 
   
   
2月12日(木)放送予定
“反米”イランはどこへ

宗教指導者・ホメイニ師が率いる民衆が、アメリカの支援を受けるパーレビ王政を打倒したイラン革命から30年。一貫して反米を貫くイスラム国家・イランは、アメリカを中心とする国際社会の経済制裁が続く中、現在もアフマディネジャド大統領の下で核開発を推進している。イランの動きで、最近、特に目立つのがイスラム教シーア派国家としての影響力の拡大だ。シーア派の聖地とされるコムの神学校に世界中から留学生を招き、革命思想を教え、ここで学んだ学生たちがそれぞれの国のイスラム運動を推進している。特にアフリカ諸国ではシーア派の反体制活動が活発化している。またアメリカ軍が撤退に向けて動き出した隣国イラクでも、政治的・経済的影響力を強め、中東での存在感を増しつつある。対話路線を打ち出すオバマ政権が発足し、イラン国内でも革命後に生まれた世代が6割を占める中、両国の対立関係に変化は起きるのか。反米国家・イランの最前線を伝える。
(NO.2697)

スタジオゲスト 山内 昌之さん
    (東京大学大学院
総合文化研究科教授 )