9日、ローマで共同通信などとのインタビューに答えるダライ・ラマ14世(共同) ローマ法王との会談に意欲 伊訪問のダライ・ラマ【ローマ10日共同】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(73)は10日までに、訪問先のローマで共同通信などとのインタビューに答え、ローマ法王ベネディクト16世との会談を「今後、機会があれば行いたい」と述べ、会談を通じたバチカンとの関係構築に意欲を見せた。 中国と国交がないバチカンは2007年、中国に対話を求める書簡を発表するなど関係改善の意向を見せ、法王は同年12月に予定されていたダライ・ラマとの会談をキャンセルしたが、ダライ・ラマは「(キャンセルは双方の関係に)何の変化も与えていない」と強調した。 昨年3月のチベット自治区ラサでの大規模暴動以来、中国とバチカンの対話は進んでいない。 ダライ・ラマは、中国が今年1月からチベット自治区での弾圧を強化しているとされることについて「チベット人の処刑は公にされていないが、拘束時の暴行などで多数が死んでいる」と批判した。 【共同通信】
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