イタリアのローマ市が、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に「名誉市民」の称号を授与しました。チベット問題でダライ・ラマ側と対立する中国側の反発が予想されています。
ダライ・ラマ14世は、チベット問題の平和的解決を目指したことが評価され、訪問先のイタリア・ローマ市から9日、名誉市民の称号を受けました。
10日には同じくイタリアのベネチア市がダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与することにしています。
ダライ・ラマ14世の外国訪問に対しては、チベット問題で対立する中国がこれまで敏感に反応していて、去年12月のフランスのサルコジ大統領とダライ・ラマ14世の会談では「内政干渉だ」として批判しています。
イタリアで続くダライ・ラマ14世への高い評価に対し、中国側の反発も予想されています。(10日03:45)