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谷人事院総裁「ミスター渡り」の異名 メディア操作し組織防衛 (1/2ページ)

2009.2.3 21:49
このニュースのトピックス国会
国家公務員制度改革推進本部の終了後、席を立つ谷公士・人事院総裁(右端)=3日午前、国会国家公務員制度改革推進本部の終了後、席を立つ谷公士・人事院総裁(右端)=3日午前、国会

 「内閣人事・行政管理局」への機能移管をめぐり、政府と徹底対立した人事院。そのトップである谷公士(まさひと)総裁は平成13年に郵政事務次官を退任後、財団法人などを渡り歩いてきた人物で、政府・与党内からは「ミスター渡り」との声も出ている。その組織防衛への執念は徹底しており、今後も法案作成過程での抵抗をにじませる。人事院が得意とするメディアや政界への説得工作術とは−。

 「私は人事院を代表し、人事院の立場に今後もご理解いただけるように努力するつもりです」

 3日朝、国会内で開かれた政府の公務員制度改革推進本部で人事院の機能移管が決まったが、谷氏は余裕の表情を見せた。

 谷氏は昭和39年に郵政省に入り、平成10〜13年に郵政事務次官を務めた。退官後は同省所管の財団法人「郵便貯金振興会」(現ゆうちょ財団)理事長へ天下りし、同時期にさらに2つの財団法人の理事長を兼任。15年6月には有料CS放送の関連会社会長となり、16年4月に人事官に就任、18年4月から人事院総裁を務めている。

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国家公務員制度改革推進本部の終了後、席を立つ谷公士・人事院総裁(右端)=3日午前、国会
人事院の谷公士総裁
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