2009年02月07日

◆ オタクブログ(はてな)

 オタクブログと言えるブログがあるようだ。これについて、ちょっとした思いつきを、メモしておこう。

( ※ オタク批判になるので、オタクは読まない方がいいでしょう。怒るだけです。)

 ──

 先の「頭がいいと蔑まれる?」の項目では、怒り狂って、気違いみたいな言葉で騒いでいる人がけっこういる。その発言を見ると、まさしく狂人そのものだ。
 これが、私には不思議だった。

 「彼らは、第三者だ。別に自分が非難されたわけでもない。なのに、どうしてそんなに怒るのか? また、本項の内容は、単に『人間的な愛や優しさが大事だ』という、ありふれたことだ。なのに、どうしてそんなに怒るのか? そもそも、ケネディだって、同じようなことを言っていた。『与えられようとするより、自分が何を与えることができるかを考えよ』というような趣旨のことを。(言葉は違うが。)……それなのに、似たようなことを聞いて、なぜそれほど怒り狂うのか?」
 
 もちろん、彼らがそんなに怒り狂うとしたら、わけもなく怒り狂うのではなく、理由があって怒り狂うわけだ。その理由が、私にはつかめていないだけだ。
 そこで、じっくり考えた。
 その結果、ようやくわかった。

 ──

 「自分が非難されたわけでもないのに、どうしてそんなに怒るのか? また、『人間的な愛や優しさが大事だ』ということで、どうしてそんなに怒るのか?」

 という上の質問には、こう答えられる。
  ・ 彼らは、自分自身が非難されていると感じた。
  ・ 「人間的な愛や優しさが大事だ」と言われたくなかった。


 実は、激しく非難する人のサイトをざっと見たところ、「オタクばかりだ」という傾向が見出された。では、オタクの特徴とは? こうだ。
  ・ 2次元の萌えちゃんに癒されたい。それこそ人生の理想だ!
  ・ (萌えちゃんまたは他人に)優しくしてもらいたい。


 そこへ私が正反対のことを述べた。
  ・ (2次元でなく)現実世界で、人と人との関係が大切だ。
  ・ 優しくされるのでなく、優しくするべきだ。

 これは、彼らのオタク的価値観の、正反対だ。すると彼らは、自分の人生観(= オタク的な価値観)を、全否定されたと感じた。自分自身のすべてを否定されたと感じた。……それゆえ、狂気的に怒り狂った。

 つまり、
 「頭がいいだけじゃ駄目ですよ人に優しくしてあげなさい」
 「人に優しくしてあげれば、自分も愛されますよ」
 というような言葉は、彼らの神経を逆撫でするわけだ。なぜなら、人と人との関係ができないで、人とは愛し合えないことが、彼らの特徴だからだ。
 自分にはとうていできないことを「やるべし」と言われたら、怒り狂うのも当然だろう。

      *   *   *   *   *   *   *   *


 こうして、彼らの怒り狂う反応を見ることで、現代の「オタク社会」という一面が観察されたことになる。

 何事であれ、怒り狂う人間というのは、精神病理的な分析の、良いサンプルとなる。トンデモマニアであれ、オタクであれ、彼らが怒り狂えば怒り狂うほど、彼らは良いサンプルとなる。

( ※ この結果から、「現代社会の病理的症状は、思ったよりもはるかに進んでいる」と言えるかもしれない。推測で。)
( ※ ただし、私のこの推測は、正しくないかもしれない。というのは、対象が「はてな」のユーザーにほぼ限られているからだ。理由は、下記。)



 [ 付記1 ]
 ブログのシェアについて説明する。(どうでもいい話だが。読まなくてもよい。)

 「はてな」というのは、利用者はたいして多くない。
   → ブログのシェア
 有効利用者は5万人ちょっとである。他の大手ブログの半分以下。アメーバの 70万や、FC2 の 40万に比べれば、無視できるほどの少数派だ。無視してもいいかも。
 ただ、「はてな」のユーザーは、つるんでいる傾向がひときわ強い。仲間内でつるんでいる。「ネット上の友人同士」という感じ。どうやら「オタクブログ」と化しているようだ。
 というわけで、一部のオタクブログのデータだけを見ても、「ネットにはオタクがすごく多い」とは言えない。だから、「はてな」ユーザーだけを見ても、「現代社会の病理的症状」と断じるには、あまり有意性はないかもしれない。

( ※ なお、2009-02-08 における「はてな」からのアクセスは、あれこれ総計して、1日で 1000アクセスぐらいあった。多いとも言えるし、大したことはないとも言える。ちなみに、私の「ガラスの仮面」が Yahoo で紹介されたときは、Yahoo から1日で 5000アクセスぐらいがあった。)

 [ 付記2 ]
 「はてな」のユーザーが全員オタクだ、と言っているわけではないので、念のため。
 なお、前に「萌えブログ」として、FC2 を紹介した。私としては、FC2 の方がお勧めです。FC2 なら、萌え傾向が強まるだけで、特に凶暴性は増えないので。どちらかと言えば、女性化・萌え化して、軟弱になる。
 ただね。コンピュータ系統のオタクっぽい人は、アメーバ・ブログがいちばん向いているかもね。あそこは一番軟弱だから。
 ほしのあきとか、押切もえとか、そういうのに染まっていれば、オタクにはならないと思うんですよね。(これらは二次元女性じゃないので。)

 [ 付記3 ]
 とにかくまあ、結論としては、
 「人に優しくしましょう」
 と言われて怒り狂うような人間にはなりたくない、ということだ。
 その意味で、子供がゲームやケータイに熱中していたら、注意した方がいい。その子供はやがて大きくなったとき、
 「人に優しくしましょうと言われて むかついた!」
 「勉強ができると言われた! そんなふうに蔑まれた!」
 と騒ぐようになるかもしれない。 
 
posted by 管理人 at 17:36 | Comment(0) | 科学トピック
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