【長野】風を切り雪原滑走 障害児らチェアスキー楽しむ2009年2月8日
長野市の県障害者福祉センターは7日、障害者のための「スキー教室」を、朝日村のあさひプライムスキー場で開き、県内の障害児ら18人がいす付きのチェアスキーやバイスキーなどを楽しんだ。 障害者がスポーツを楽しむ機会を増やそうと8年前から開いている教室。前日に障害者スキーの講習を受けた松本大の学生や同センター職員、障害者スポーツを支援する「サンスポートまつもと」のメンバーらがサポートした。 参加者は、スキー板が1本のチェアスキーや、スキー板が2本のバイスキーのいすに座り、介助を受けながら真っ白なゲレンデを滑走。 長野市から参加した名古康介君(9つ)は「友だちとスキーを楽しめてうれしい。スピード感が楽しい」と笑顔で話した。母親の祐子さん(44)は「下半身まひで車いす生活を続けている子どもに、風を切る体験をさせてやりたくて参加した」といい、気持ちよさそうに斜面を滑る姿を見守っていた。 同センターの関口一道スポーツ課長(54)は「多くの障害者にスキーを楽しんでもらいたい。指導者講習会も継続して開き、障害者のウインタースポーツを支援していく」と話している。 (一ノ瀬千広)
|