2009年2月9日 19時35分更新
日本三名園のひとつ、岡山市の後楽園で、園内の芝生を焼いて美しい芝をつくる恒例の「芝焼き」が行われました。
後楽園の「芝焼き」は毎年、この時期に芝の中で冬を越す害虫を駆除し、新芽が美しく生えそろうように行っているもので、春の訪れに備える恒例行事となっています。
9日は造園業者が、竹ぼうきで作ったたいまつで遊歩道の脇に植えられた芝生に火を付けていきました。
火が芝に燃え移ると芝生の内側に向かって火が広がり、うす茶色の芝が焼けて一面を真っ黒に変わっていきました。
後楽園には芝焼きを待ちわびたアマチュアカメラマンなどおよそ1000人が集まり、白い煙を上げながら芝生の色が幻想的に変わっていく様子をカメラに収めていました。
後楽園の管理事務所によりますと、9日の一日で1.8ヘクタールの芝生が焼かれ、ことし4月ごろには、青々とした新芽で覆われるということです。