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半導体業界の生存競争、韓国が優位に(上)

日独台の競合メーカーが「白旗」

 最悪の不振にあえぐ半導体業界が回復の兆しを見せている。日本、ドイツ、台湾の競合メーカーが巨額の累積赤字に耐えられず、相次いで「白旗」を掲げる中、半導体業界の生存競争は最終局面を迎えている。

 半導体は新技術で生産が急増すると、供給過剰と価格暴落が起き、激しい生存競争で勝敗が分かれる。この生存競争は米国の若者が互いの車を反対方向から突進させて先にハンドルを切ってよけた憶病者が敗れるゲームになぞらえ、半導体業界の「チキンゲーム」と呼ばれることがある。

 今回の生存競争では、メモリー半導体世界3位のエルピーダメモリと5位の独キマンダの体力がまず尽きた。エルピーダは10-12月期(第3四半期)で723億円の最終損失を記録した。損失額は売上高(618億円)を上回るほど最悪の業績だった。同社の坂本幸雄社長は「(生き残りのためには)400億-450億円が必要で、日本政府の公的資金や台湾当局による投資などいかなる形式の資金でも歓迎する」と述べた。

ソン・ホチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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