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「へたり牛」41頭を違法流通の業者ら摘発 /京畿

 自力で歩けずへたり込んだ乳牛のうち、ブルセラ症の検査を受けておらず、本来は市場へ流通することができない牛を安値で買い取り、違法な方法でと畜して全国へ流通させていた畜産物流通業者やと畜業者が警察に摘発された。

 京畿地方警察庁捜査課は8日、畜産物加工処理法違反などの疑いで、畜産物流通業者3人とと畜業者二人の計5人を立件し、うち流通業者のキム容疑者(47)ら二人に対して逮捕状を請求、と畜業者のキム容疑者(50)ら3人は書類送検した。

 5人は昨年6月から先月まで、自力で立ち上がれなくなった牛のうち、ブルセラ症の検査を受けていない乳牛41頭を全国の畜産農家から安値で買い取り、違法な方法でと畜した上で肉を全国に流通させ、5000万ウォン(約330万円)相当の利益を得ていた疑いが持たれている。5人が流通させたダウナー牛(自力で立ち上がれなくなった牛)の肉は約2万500キロに及ぶ。

 ブルセラ症は主に家畜同士で感染する病気だが、人間にも感染する人獣共通感染症として法律で指定されている。家畜の場合、感染すると流産や不妊などの症状を引き起こす。

水原=キム・ギョンウン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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