2009年2月8日 22時12分更新
江戸時代から現代までの人々の暮らしの中に根づいたさまざまな信仰にまつわる絵や着物などを集めた展示会が岡山市で開かれています。
岡山市の岡山県立博物館でおこなわれている展示会では江戸時代から現代までの人々が願い事を込めた絵馬やお札、それに人形など172点が集められています。
このうち、「百徳」と呼ばれる子ども用の着物は、子どもが健康に育つことを願い健康な子どものいる家の端切れ布を集めて縫い合わせたもので、岡山県内で江戸時代から広く使われていたということです。
また、岡山市の西大寺観音院で「はだか祭り」として親しまれている「会陽」が、かつては年の初めに福を招く祭りとして多くの神社や寺でも行われていたことを示す絵も展示されています。
「岡山の庶民信仰」の展示会は、岡山県立博物館で3月8日まで開かれています。