気象庁は9日、浅間山(群馬・長野県境、標高2568メートル)で、ごく小規模な噴火が2回発生したと発表した。今月2日に始まった小規模噴火は、これで計3回になった。
気象庁によると、9日の噴火は午前7時46分ごろと午前11時半ごろに観測された。噴煙の高さは火口上約400メートルに達し、東の方向へ流れている。気象庁は、噴火警戒レベルについて入山を規制する「3」(5段階の真ん中)に維持し、「火口から4キロの範囲に影響を及ぼす噴火の発生が予想され、弾道を描いて飛散する大きな噴石とともに、風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石に警戒が必要」と呼びかけている。
毎日新聞 2009年2月9日 10時44分(最終更新 2月9日 12時37分)