宮崎放送局

2009年2月9日 12時15分更新

医師確保求め署名活動


県北部の中核病院、県立延岡病院で3月末までに医師6人が退職を予定し、腎臓内科と神経内科が休診となるおそれがあるため、延岡青年会議所は8日、延岡市内で、医師確保を求める署名活動を行いました。

県立延岡病院では、今年3月末までに宮崎大学医学部から派遣されている医師を含む6人の医師が退職を予定し、腎臓内科と神経内科で休診になるおそれがあります。このため先月、延岡市内の企業をはじめ、商工会議所や青年会議所など35の団体が加わって「地域医療を守る県北ネットワークの会」が結成され、医師確保を求める署名活動を行っています。
延岡青年会議所や大学生のボランティアなど20人余りが、延岡市内のスーパーの入り口で署名を呼びかけたり、チラシを配ったりしました。
この日は、日曜日で買い物客も多く、主婦や家族連れなどが署名に応じていました。
このうち、延岡市の60代の主婦は、「助かる命が助からなくなる状況だけは避けて欲しい」と話していました。
「地域医療を守る県北ネットワークの会」では、10万人の署名を目標に今月25日まで活動を行った後、県や宮崎大学に署名簿を渡すことにしています。