靖国参拝についての意見のご紹介 (レジュメ) 

ここまできた大新聞のウスバカ報道
靖国に「骨」や「位牌」があるものですか!
英霊の社をめぐる歪んだ言語空間がコトの元凶。靖国神社の基礎知識なくして語るなかれ
工藤雪枝 キャスター・ジャーナリスト  http://www.yukiekudo.com/
『諸君!』 2001年9月号(文藝春秋社).

平成13年7月18日「朝日新聞」記事
「靖国合祀の位はい返還、韓国政府要請へ」



『朝鮮半島出身者で靖国神社に合祀されている旧日本軍関係者の遺族達が、靖国神社からの位牌の返還を求めて、日本政府に正式に要請していく動きがある 』

韓国政府/朝日新聞




靖国神社には位牌がいっさい保管をされていない事実を不知!!
合祀の事実を知らぬ記者の記事
戦後に行われた合祀は宗教法人靖国神社が単独で行っており、国の関与はなし!!
合祀の具体的手続き・合祀の対象となる人・合祀の目的

祀られているのは殉難者の御霊
合祀の手続き
霊璽簿に各人の名前を墨書し、出身県等を明記し、みたま入れ(本殿のご神体とと一体化させる)の儀式を通して行われる。
位牌などの「物」を祀っているのではない。

合祀の対象者 編者加筆
戦時または事変において戦死、戦傷死、戦病死もしくは公務殉職した軍人、軍属、およびこれに準ずる者」が原則
戊辰の役西南の役の(官軍)戦没者/殉難者 ・ 日清日露戦役の戦没者 ・ 大東亜戦争の戦没者など、246万人を越える殉難者が合祀されている


乃木希典/東郷平八郎は戦死ではないため、靖国神社ではなく、別に乃木神社/東郷神社として祀まつられてある




勤労学徒
強制疎開などの移動中(沖縄から鹿児島への途中撃沈された対馬丸など)の場合、また、ひめゆり部隊従軍看護婦樺太・真壁の電話交換手(ソ連の侵攻を内地に通報し命を絶つ)も合祀対象

空襲の犠牲者はなし

合祀の目的
神道のみたま信仰は御祭神の宗教を超越して魂を慰霊するという考え方
合祀された御祭神の中には仏教徒/キリスト教徒もいる

靖国における合祀は精神的かつ形而上的な意味合い
国のために役割を果しつつ亡くなった方々の魂を慰霊して、みたまとして祀る

戦犯をめぐる歴史的経緯
A級戦犯/B・C級戦犯
連合国による「平和に対する罪」 「人道に対する罪」 など、当時の国際法の「戦争犯罪」に含まれていなかった訴因を摘要した上で認定された「戦犯」
東京裁判少数判事意見)
戦後すぐの国民感情は、戦犯認定された人々に同情的
全国的に戦犯釈放運動(4000万人に及ぶ署名運動)

昭和28年8月3日衆議院決議
  「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議

政府は「戦犯者」を国内的には犯罪人と認定せず
  国際法を無視した不当な裁判によって犯罪人と認定された

こうした前提にたったうえで、昭和53年10月、A級戦犯14柱を合祀
  死刑執行7名(処刑の段階で個人的罪の償いは終了)
                         /裁判・受刑中死者7名
極秘裏に行われたものではない

「私人・公人の別」の不毛
公人としての行動であれば許されないことが私人の立場であれば許される・・・?
・・・記者 「公人ですか、私人ですか?」 総理「変人です」

英霊を敬い、冷静な議論を
戦前の靖国神社は陸軍省/海軍省によって共同管轄
戦後は宗教法人として、また、神社本庁とも独立した、独自、孤高の存在
墓地としての存在ではなく英霊の御霊のよりどころ(千鳥ヶ淵墓地との違い)

  「いざ死んだ後は靖国で会おう」
  「自分に会いたければ靖国に来てください」・・・・・遺書

靖国神社で英霊に感謝と敬意を表すること
日本人として現在の平和と繁栄を享受している者として、自然発生的に抱く感情・・・
靖国神社は墓地ではない

占領当時、GHQは靖国神社の焼却計画まで検討
しかし、その上で、靖国神社の普遍的な存在価値を認定し焼却を断念

「そもそも一国のために戦った戦士や英霊を敬うに当たって、他国からの指示や圧力等内政干渉を受ける筋合いはない・・・

・・・一刻も早く、総理も含めた日本国民が、靖国神社を精神的支柱として認め、英霊の長きにわたる苦難が慰められる時が来ることを願ってやまない」
(著者・工藤雪枝 文末)
編者注
遊就館の扱いと、8月15日に出現するネオナチにも似た軍服を着た戦前の亡霊のごとき集団こそ、英霊を冒涜するもののように感ずる。