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ボロ儲け「漢字能力検定」

●ズサンな経理、次々と

 財団法人「日本漢字能力検定協会」が公益事業にもかかわらず、2年間で15億円もの利益を上げていたことが明らかになった。世の中、検定ブームだが、その裏で財団法人がボロ儲けとは、フザケた話だ。

 協会は「来月9日に文科省の立ち入り検査を受けるので、全面協力する。結果を公表し、今後の協会運営に反映させる」と言うが、協会の話を聞けば聞くほど、ズサンな経理が浮かび上がってくる。

 協会の収入は、1500〜5000円という漢字検定料と検定に関する書籍の売り上げが柱だ。多額の利益が出たのは、受験者が急増したため(92年12万人→07年272万人)とみられ、本来は検定料を引き下げるべきで、文部科学省も指摘していたのに、対応が鈍かった。

「受験者数の増加の勢いに運営がついていけなかったのではないか」(文科省の担当者)とは好意的な見方だろう。協会は運営の透明化のため公益法人に定められた事業報告書や決算報告書のインターネット公開を問題発覚まで掲載していなかった。理事長が代表を務める広告会社に3年間で8億円も業務委託費を支払っていたことが明らかになったが、それも報告していなかった。ちなみに1975年に漢字検定の任意団体を設立したのが、この理事長だ。

 公益法人は税制優遇もある。誰が私腹を肥やしていたのか。

(日刊ゲンダイ2009年1月24日掲載)


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